ボク…は何故ここに…

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そんな、機械少年の背後に迫る分身体

ﾌﾛｲﾄﾞ『クリオネちゃん！あぶねぇ！！』

A『≪死せる勇者の魂(エインへリヤル)≫解除。』

教会の鐘のような音が鳴り響いた途端に分身体が消える


ｵｸﾀ『！？』

機械少年はひどく驚いた顔をしたあと周りを見渡し

口の端が切れたジェイドと
青アザのあるフロイド
擦り傷が目立つアズール

無傷のAの姿がそこにあった

機械の少年が全てを確認した上で
コチラ向いた顔には飽きれと怒りの色が見えたところで


A『ギフト・オブ・オーバーロード解除』

自分にかけていた魔法を完全解除し、戦闘解除をする

ｸﾘｵﾈ『ねぇ？キミがやったんだよね？
ダメだよ！それに他寮に迷惑かけるなんて！』

A『っ！！………キュー、キュイィ…キュー。』

と言った所でアズールが静かにﾌﾞﾌｯと笑った

ｱｽﾞｰﾙ『確かに稚魚のようですね。言い訳をしだすなんて。』

先程の殺伐とした空気は消えていた

ｸﾘｵﾈ『アズール・アーシェングロットさん通訳出来るの？』

ｼﾞｪｲﾄﾞ『えぇ、人魚の言葉ですので僕たちは馴染みのある言葉なんですよ。』

静かにフロイドも頷いていた

ｸﾘｵﾈ『アズール・アーシェングロットさん
ジェイド・リーチさん、通訳してもらっても良い？』


"わかりました"と答えたあと、


ｱｽﾞｰﾙ『"急に触られたから攻撃に感じた"
"触ってくる方が悪いのに"
と言っていましたね。』

ｸﾘｵﾈ『もう！新入生さん！どんな理由があっても魔法を使った攻撃なんてダメだよ！
ほら謝って！！』

オクタヴィネルの前に付き出されたため
納得がいかない子供の様な顔をしたあと、頭を下げ

A『ごめんなさい……』


しょんぼりしたオーラを出しながら一人ずつ言葉を話していく

ｱｽﾞｰﾙ『コチラにも非があるので咎めませんが、困りましたね。
傷が痛んで仕事に差し支えが出るかもしれません。
ああ、どうしたものか…。』

ﾌﾛｲﾄﾞ『俺も疲れたし、痛ぇし、仕事できる気がしねぇ。』

ｼﾞｪｲﾄﾞ『傷を治すにも魔法薬などが必要ですし。お手伝い兼アルバイトが欲しいところですね。』


と言われたため頭の上に"？"が出たあと
自己解決方法が出る

3人にマジカルペンを向け

A『グレートマキシマイズマジック！
完全回復魔法(フルキュアフール)』

3人は淡い緑色の光りに包まれた途端に警戒していたものの
お互いに顔を見合せ傷が消えていることに気付き目を見開く

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