ボク…は何故ここに…

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グリムの発言にグリムを捕縛するために前に出ていた2人は驚いたのちAの表情を伺う

A『………お腹空いたなぁ。
グリム(この小動物)は獲物としては最適なのに。』

ﾘﾄﾞﾙ/ｱｽﾞｰﾙ『っ！？』

蛇たちの攻撃をギリギリで避け続けるグリムを初めてオモチャを貰った子供のような表情で見つめながら

A『キミはボクを攻撃した。
それって食べられる…、殺される覚悟があるから攻撃した。ボクはそう思っている。
違うの？グリム？
ボクのこの魔法は食べる魔法。
何でも食べちゃうんだ、人も、魔法も、モンスターも、全部食べちゃう。』

完全にこの式典の場を血で汚そうとしたのがバレたのかリドルと呼ばれた人間に止められる

ﾘﾄﾞﾙ『なっ！祭典の場を血で汚すなんて
やり過ぎだ。止めるんだ！
止める気がないなら首をはねてしまうよ！』

A『……脆弱で軟弱な人間風情がボクの首をトる…だって？
じゃあ………、殺し合う？今すぐ___』

いままでグリムに向けていた殺気と敵意がリドルに向く

ﾘﾄﾞﾙ『っ！！！オフ____』

ｸﾞﾘﾑ『オ、オレ様は食べられるなんてごめんなんだゾ！』

そのチャンスを見逃すことなくグリムが逃走した

ｱｽﾞｰﾙ『リドルさん、新入生さん睨み合うのはあとにしてください。
小動物が逃げてしまいましたよ？』

グリムがいた所を見つめたあと

A『あ〜あ…。リドルさん…だっけ？
今は共闘しようよ。

ああ…あんな木っ端モンスターに逃げられるなんて…
ナザリックに居た者としての自覚を持たないとな…ﾎﾞｿｯ』


ﾘﾄﾞﾙ『ｺﾞﾎﾝ、まあ、いいだろう。
だが、ボクがハーツラビュル寮の寮長であり先輩であることを理解して欲しいのだが？』

A『敬え…と言いたいなら力を示せしてもらいたい。出来ないなら、ただの小さくて愚かな人間として見続ける。』

ﾘﾄﾞﾙ『ウギィィィィ！』

１通りのやり取りを見たアズールが作戦を言う

ｱｽﾞｰﾙ『では、あの小動物を角に追い込みましょう。』

A『角に追い込む前に挟み撃ちにしてやるのは？』

ｱｽﾞｰﾙ『……出来るんですか？』

A『造作もないこと。』

ｼｭｯ すごい速さで走る

そして…

ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ わざと手加減して走りグリムとの距離をつめるだけにとどめる


ｸﾞﾘﾑ『んギャァぁ〜〜！？！？』


グリムも目の前に現れた捕食者の様な目を持つ者に追われるのだ必死に逃げ回るのも仕方ないこと。



そう、それが前方の確認もせずに_______

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