成りきりトリッパーは親友の味方だってよ

容疑者達 ページ19

目暮『何と！？
ヒソカくんだったとは…
全く…君も高確率で事件に巻き込まれるもんだね…』

と呆れ顔になる目暮警部
Aは目細めてから口を開こうとした時

千葉『目暮警部！容疑者3人のアリバイが出てきました！！』

千葉刑事はカメラマンが撮影していた
映像を持ち出し、映像を流す

映像内ではオーナーシェフがチーフシェフ専用の個人厨房にて調理する三雲シェフを紹介していた

湯気が立ち込める中、真剣に鍋の前に立ち
調理をしている様に見える
書斎に入り、インタビューを始めて
15分経過したあたりでｶﾞｯｼｬｧｧｧﾝという音と悲鳴があがった
悲鳴が響いた所が映り、トマトベースのスープを全身に被り倒れるチーフシェフが映って終わっている

目暮『フーム…アリバイは成立する
となると…』

後ろから赤井と共に映像をを見ながら

A『ボク…この個人厨房の密室殺人のアリバイを崩せるかもしれない♠』

何の気なしに言えば、近くにいた容疑者3人、目暮警部、千葉刑事、FBI共にコチラを向く

目暮『な、なにぃ！？
それは、本当かねっ！？』

ニヤリ と笑みを浮かべ

A『うん♥
ただし、少し協力をしてもらっても良いかな？』

目暮『ん？…何をかね？』

目暮警部に耳打ちをする

目暮『ああ、そうか…
お−い、高木くん！』

調書を纏めるためにメモをとっていた高木刑事が走って来た

高木『何でしょうか？
目暮警部…』

ｵﾎﾝ… と咳払いをした後

目暮『いや、コチラのヒソカくんが
頼みたい事があるみたいでね
頼まれてくれるか？』

高木刑事はコチラを見たあと目を丸くさせた

高木『わ、わかりました
…本当にヒソカさんですか？』

小さく頷き

A『そうだよ♠
ボクの予想が正しければ、
本当の容疑者は書斎で話をしていた
カメラマン、タレント、オーナーシェフの3人♦
アリバイを崩す証拠が＿＿＿＿＿にあるはずだから見てきて欲しいんだ♣』

話を聞き、驚いた様な顔をした後に

高木『えっ！？
わ、わかりました！
今から、確認をしてきます！』

走り出したのを見送り
顔を容疑者達の方を向いてから"勘"を頼りに
目暮警部に

A『殺人事件の犯人がわかった♠
では、う〜ん♦
オーナーシェフの個人厨房にて推理を披露したい♣
集めてもらっても？』

その言葉を聞いて
少し目が血走りだしたのだ

城田『な、何故、私の個人厨房なんですか！？
まさか、私が犯人だとでも！？
っ！無礼な！！！』

(揺さぶるかな…♥)

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