成りきりトリッパーは親友の味方だってよ

名言 ページ11

ｷｨｨｨｯ ﾄﾞﾝｯ! 足が動くようになりブレーキをかけたが、間に合わずに衝突した

車の中は悲惨なことになっていた
助手席の男は頭を打ち少し血が少し流れる
運転手の男はハンドルに頭を当てて目をつぶっている

A『行こうか♠
近くまで警察が来ていた…♣
彼らは歩道に乗り上げた事による危険運転と誘拐で日本警察のお世話になる♦』

ｶﾞﾁｬ 扉を蹴破り車をジェイムズと共に降りて見てみればフロントバンパーやエンジン部分は潰れ事故の激しさを物語る

A『気配からしてFBIの仲間が近くにいるんだろう？
ボクは日本警察への言い訳と友人の説得は行くからキミは仲間の待つとこまで行きなよ♦』

ジェイムズに背中を向けた所で声をかけられた

ｼﾞｪｲ『君には聞きたいことが出来た
一緒に来てもらいたい…』

ニヤリと笑みを見せ

A『ん？任意なんだろうけど…♠
構わないよ♦
では、行こうか…♣』

合図でもあったように近くに停車していたマスタングに乗車したと同時に出発した


ｼﾞｪｲ『ちょっと彼に用事があってね…
一緒に来てもらいたいのだよ…』

赤井『そういことですか…』

と短く返事を返していた

車を走らせる中、事件の話になり
彼もジェイムズの残したストラップの暗号を見ていたらしく

赤井『流石ですね…
とっさにあんな暗号を残すとは…
いつ気付いたんです？
彼らがニセ刑事だと…』

眼鏡を外しながら

ｼﾞｪｲ『彼らが私に当たり前のように日本語で話しかけてきた時だ…
彼らが刑事(コップ)で、しかも私の事を日本語で話せる外国人だと知っているなら、
最初に名前ぐらい確認するはず…
だからわかったのだ…
私の正体を知りながら知らない振りをして
近づいてきた怪しい奴らだとね…
まあ人違いだったようだが…』

ｶﾁﾝ 赤井はジェイムズの話を聞いた所でタバコに火をつけた

ジェイムズは眼鏡をかけながら
赤井の顔を見つめ

ｼﾞｪｲ『しかし驚いたよ…
君があの長髪をバッサリ切るとは…』

タバコの紫煙をたてながら

赤井『ゲン直しですよ…
恋人にふられっぱなしなもんでね…』

眼鏡に影がおちる

ｼﾞｪｲ『それで？
わざわざ私を呼び寄せたのだから…
その恋人とはよりを戻せそうなのか？』

悪人顔負けの不敵な笑みを見せ

赤井『ええ…後悔させてやりますよ…
私をふった事を…
血の涙でね…』

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗｯ トランプを空中シャッフルさせながら

A『…その恋人がジンを指しているなら
ボクは面白くないな…ライ♠』

FBI→←実は根に持っている

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