成りきりトリッパーは親友の味方だってよ

騒ぐマスコミ ページ6

阿笠『ああ…
アニマルショーのスポンサーの
ランディ・ホークじゃよ！
アメリカ南武のオクラホマ出身で、
石油を当てた金を元に最初は趣味で動物を集めていたらしいんじゃが、
息子のポールと娘のアニーに動物好きがうつって世界を股に掛けてアニマルショーを興行するまでになったそうじゃ！』

パンフレットを取り出した歩美ちゃんと新一を見て

阿笠『ほれ、写真がパンフレットの最後のページに載っておるじゃろ？』

パンフレットを開いて、ホークさんの写真が乗っている場所を見つけ

歩美『あ、ホントだ−−…』

阿笠『最近の趣味は、ショーと共に世界を回って色々な国の動物園をめぐる事…』

と説明しているが…

視線の先にはマイクを向けられて戸惑っている男性の姿を見ながら首をかしげる

A『ん〜？』

それに気付いた

コナン『…どうしたんだよ
A？』

A『ああ…(思い出した)ちょっと(行ってくる)ね♣』

マスコミに近付いて

A『彼はランディ殿じゃないよ♠
ね？ジェイムズ殿♦』

名前を出したとたんに一瞬視線が鋭くなるもすぐに隠したのだ…

マスコミ達『え？って！？ええええ！？！？』

ジェイムズを囲んでいたマスコミ達は声を発した人物を見るや
ジェイムズを放置して

マス『あ、あの！？ノアの方舟サーカス団に所属している紅月の奇術師のヒソカ=モロウさんですよね！？』

A『紅月はわからないけど、
奇術師ヒソカ=モロウはボクだよ♥』

目で"ジェイムズを連れ出して"と訴えると
"はあ…"とため息をついた後

コナン『ジェイムズおじさん！
もう、お昼だから一緒にご飯行こうよ！』

ｼﾞｪｲ『？』

子供たちに引っ張られながら退場したのを確認しマスコミの質問に一通り答え
"詳しい裏話は有りますか？"に対しては

A『ん〜♠団長に聞いてほしいな♣
ボクは勤めて7年だけど…う〜ん♦
もう、人気のサーカス団になってたし♠』

マス『ああ、そうなんですね！
では、御協力ありがとうございました！』

と言った後、蜘蛛の子を散らす様に去っていった


新一達を追って外に出てみれば

ジェイムズさんは子供たちに話しかけていた

ｼﾞｪｲ『ベイカーストリートは私の生まれた街！
せっかく知り合ったイレギュラーズにプレゼントしましょう！
私が知っている とっておきの店のとても美味しいランチを！』

子供達『わ−−♥』

阿笠さんに顔を向けて

ｼﾞｪｲ『車で来ましたか？』

阿笠さんは困った様な顔をした

シカゴから来た男→←ショーが終わり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す