百三十四 ページ2
遥「チョコ…いや、抹茶…イチゴも捨てがたい…」
一期「ありがたき幸せ」
遥「お前じゃない」
一期御用達のクレープ屋があると言うからついてきてみると、意外と種類が豊富だった。
いつも買い出しの後に買って食べながら帰るのだと話す一期。
遥「(いや買い出しの後に買ってんなら報告しろよ、計算合わねぇなって頭抱えてた長谷部に謝れ)」
一期「では私はれあちーずけーきくれーぷを」
遥「レアチーズケーキなんてあんの!?」
一期「遥殿は?」
遥「え?あー、どうしよ」
どれも美味しそうだ。
ウンウン唸っているアタシを、クスクスと横で笑っている一期。
遥「…馬鹿にしてんの」
一期「違いますよ。悩んでる遥殿も可愛らしいなと思っていただけです」
遥「はっ!?」
一期「ははは」
思いがけない言葉に、思わず頬を赤くする。
な、なんだ、今日糖度高くない…!?
遥「…一期のオススメ」
一期のその言葉に完全にやられ、考えがまとまらなくなったアタシは、一期に任せることにした。
一期「すみません、れあちーずと苺を」
遥「(…やっぱ任せない方が良かったかも)」
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作者名:桜海 | 作成日時:2019年1月31日 0時