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佐久間「14:00から？」
A「はい。屋外のステージで。取れた時間も少なかったので、殺陣だけやることになりました。」
チラシを渡して、いつもの3人に宣伝をする。
ついでにチラシ配りもお願いしといた。
理央曰く「使えるものは使え。」らしいので。
佐久間「最前列で見る！」
A「いや、気が散るので真ん中の方でお願いします。」
佐久間「えー！！」
渡辺「日焼け止め塗らねぇと…」
深澤「頑張ってね。」
A「はい。ありがとうございます。」
接客中にも宣伝をできる限りでやったし、クラスメイトも当番以外の人は見に来てくれると言ってくれていたので、結構お客さんが来そうだ。
それでは、と3人に背を向けると、大介くんが私の手首をつかんだ。
少し怖い顔をしていた。
A「…大介くん？」
佐久間「…Aちゃん。」
何やら真剣な表情で見つめてくるので、私も自然と身構える。
佐久間「行く前にちゅーしよ。」
A「嫌です。」
真剣に聞こうとした私が馬鹿だった。
理央「あっ、A先輩！」
A「小道具の確認終わりましたか？」
理央「はい！」
衣装に着替え、自分の殺陣に使う刀を握りしめる。
怪我していた手首も問題なさそうだ。
A「…理央。」
理央「？どうかしましたか？」
A「私、この学祭で引退します。」
理央「…え！？はぁ！？」
まだ誰にも言っていなかったことを理央にだけ言う。
元々考えていた。
これからはバイトをたくさんいれて、就職するのに必要なものを買うお金を貯めなきゃいけない。
だから、私にとってはこれが最後の舞台。
理央「A先輩、嫌です、そんな、」
A「全力を注ぐから。」
理央「っ…」
A「私の最後の舞台、1番側で見てて。」
ファイナルステージは、目の前に。
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桜海(プロフ) - acoさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいですとても嬉しいです。次回作の時もよろしくお願いします！ (2020年12月20日 13時) (
レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
aco(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わってしまうのがすごく寂しいです。真っ直ぐな事って大事なんだなって改めて思いました！ごれからも応援しています！ (2020年12月20日 13時) (レス) id: fa0e891597 (このIDを非表示/違反報告)
桜海(プロフ) - 雪の王子様さん» ありがとうございます！これからも頑張りますので、今後もよろしくお願いします！ (2020年10月17日 21時) (レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - 移行おめでとうございます！作品ずっと読ませていただいていますがとても面白いです！これからも頑張って下さい！ (2020年10月17日 20時) (レス) id: b4433ca6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜海 | 作成日時：2020年10月16日 22時
