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渡辺「なんか。」
深澤「違う。」
私の目の前で、彼らはジトジトした視線を私に向けていた。
渡辺「おい吐け。全て吐け。この3ヶ月の間であいつに何をされた。」
深澤「場合によっては俺たちやらなきゃいけない事がある。いや、殺らなきゃいけない事がある。」
A「どういうことですか。」
胸に桜の飾り。
手には卒業証書。
私たちはたった今、卒業式を終えたばかりだ。
渡辺「くそっ、なんでお前学校来ないんだよ……もしかしてあの時にはもう……」
深澤「頼む、違うと言ってくれAちゃん。確かにそう言ったけどな、俺は君が女になったなんて聞きたくない。」
先程から何か言ってる彼らに首を傾げる。
最後まで彼らの言うこと全てがわかる日は来なかったらしい。
佐久間「Aー！」
深澤・渡辺「A！？」
A「どうしたの？」
佐久間「今日撮影は？」
A「ないよ。山田さんが休みにしてくれた。」
佐久間「さっすが！一緒に帰ろ！」
A「うん。」
「うそだろ、呼び捨て……」「これは黒だ……」とか何とかボソボソ言っている彼らに頭を下げ、教室を出る。
外には彼と一緒に見ようと言った桜が満開に咲いていた。
佐久間「翔太とふっか、ざまあみろだね。」
A「？」
佐久間「なんでもない！」
手を繋いで帰る道には、思い出がたくさん詰まってて。
一つ一つの大切な思い出には、どれも彼がいる。
佐久間「…あ。」
A「？」
佐久間「ここ。」
大介くんの目線の先には、私が殺陣の練習で使っていた公園。
彼はその公園を見て笑っていた。
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桜海(プロフ) - acoさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいですとても嬉しいです。次回作の時もよろしくお願いします！ (2020年12月20日 13時) (
レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
aco(プロフ) - 完結おめでとうございます！終わってしまうのがすごく寂しいです。真っ直ぐな事って大事なんだなって改めて思いました！ごれからも応援しています！ (2020年12月20日 13時) (レス) id: fa0e891597 (このIDを非表示/違反報告)
桜海(プロフ) - 雪の王子様さん» ありがとうございます！これからも頑張りますので、今後もよろしくお願いします！ (2020年10月17日 21時) (レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - 移行おめでとうございます！作品ずっと読ませていただいていますがとても面白いです！これからも頑張って下さい！ (2020年10月17日 20時) (レス) id: b4433ca6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜海 | 作成日時：2020年10月16日 22時
