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何気なく今日あった話を家族にすると、みんなは大袈裟に思うくらいにため息をついた。
A「(…なぜ？)」
母「Aちゃん…」
目黒「姉ちゃん、明日から一緒に登校、絶対。」
琉生「蓮くんが寝坊したら俺が送ってくから。」
A「なんでそこまで必死になってるの？」
蓮・琉生「なるよ。」
なぜ私の周りの人はこんなに過保護なのだろう。
不思議に思いながら、お母さんのカレーを1口食べる。
美味しい。
やっぱり私の作るものとは天と地の差ほどの美味しさだ。
蓮「ご馳走様。」
A「いつもより量少ないけど…具合悪い？」
蓮「姉ちゃんのこと心配過ぎて食欲失せたわ。明日に向けてもう寝る。」
琉生「俺も宿題やらなきゃ。」
何だかよく分からないけど、お母さんと2人の食卓になってしまった。
寂しい気持ちもあるが、久々のお母さんと2人の時間が取れたことに嬉しさを感じた。
母「Aちゃん、本当に大丈夫なの？」
A「大丈夫だよ。その渡辺くんって人とはもうお弁当食べないって話になったから。何もしてこないよ。」
母「そうなの？何もないのならいいんだけど…」
心配そうな母に、自分なりに笑いかけた。
母「あら可愛い。」
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作者名：桜海 | 作成日時：2020年7月5日 0時
