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佐久間「佐久間ふっかぁーつ！いぇい！」
渡辺「やっとかよ。」
深澤「これでまた屋上に戻れるな。」
佐久間「およよよよ？なんか冷たくない？？」
勉強中に飛び込んでくる3人の声。
そっか、怪我良くなったのか。
良かった。
ということは、彼のダンスがまた見れるのか。
それは、すごく楽しみ。
佐久間「Aちゃん！」
A「おはようございます。」
渡辺「よっ。」
深澤「あれ？Aちゃんなんか嬉しそう？」
A「そう見えますか？」
渡辺「たしかに、いつもより目が輝いてるような…？」
なるほど、表情に出づらい私が嬉しそうということは、相当嬉しいのか。
たしかに、私は少し変わったらしい。
A「…また屋上に行けるのが嬉しいんですかね。」
渡辺「だよな、やっぱり1つの机で4人はキツイよな。」
A「そうですね。」
佐久間「Aちゃんまで！？」
何となく素直に言うのは恥ずかしくて、割と的外れなことを言う。
間違ってはいない。
屋上に行くのは楽しい。
わいわい言いながら渡辺くんの席に集まる彼ら。
私も後ろを向く。
渡辺「Aも変わったよな、ほんと。」
A「最近よく言われます。」
深澤「自覚ないんだ。」
A「多少はあります。」
佐久間「俺はどんなAちゃんでも友達だかんね！」
A「…ありがとうございます。」
佐久間「え、何今の間。」
どんな私でも。
そんなこと言われたこと無かった。
今日はいい日だな。
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作者名：桜海 | 作成日時：2020年7月5日 0時
