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ラウール「Aちゃん、何食べたいかな？」
向井「ラウ、こういう時は肉や肉！」
目黒「姉ちゃん太らせよ。細すぎ。」
琉生「俺ケーキも持ってくる！」
宮舘「ケーキは最後にしよっか。」
渡辺「ふっか、お茶！」
深澤「俺はお茶じゃない！」
岩本「阿部、お前もっと食べろ。」
阿部「俺はこれぐらいがちょうどいいの。」
ギャーギャーと騒がしいみんなを、優しく見守るAちゃん。
とびきりお洒落したAちゃんは、絵本の中のお姫様かって思うくらい可愛い。
メガネ姿しか見た事ないから、なんか新鮮。
それに余程嬉しかったのか、いつもより口角が上がってる。
佐久間「Aちゃん。」
A「はい。」
佐久間「楽しい？」
A「はい、とても。」
もー何その本当に嬉しそうな間は！！
行き場のない悶えをどうにかしたくて太ももをバシバシ叩く。
そんなことをしてもどうにもならないんだけど。
そんな馬鹿みたいな俺の行動まで、今日は楽しそうに眺めるのだから、心臓がもたない。
いつも心臓はもってないんだけど！
もう可愛いの塊！
佐久間「…可愛い。」
A「ありがとうございます。蓮たちに言っておきますね。」
佐久間「そうじゃなくて！」
A「？」
はてなマークを浮かべる彼女の目をしっかり見る。
彼女は真っ直ぐ俺を見つめていた。
佐久間「…Aちゃんが、かわ＿＿＿＿＿＿＿」
「さーくーまっ。」
佐久間「…」
後ろから肩を叩いてくるあざと天使こと阿部ちゃんは、黒い笑みを浮かべていた。
阿部「オレンジジュース、持ってきてあげたよ。」
佐久間「…アリガトウ。」
阿部「何の話してたの？俺も入れてよ。」
絶対分かってるだろ、コノヤロウ！！
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作者名：桜海 | 作成日時：2020年7月5日 0時
