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目黒「姉ちゃん、普段コンタクトしないの?」


琉生「いいじゃん、コンタクト。」


A「…急にどうしたの?」








家で洗い物をしている時、ふと蓮と琉生にそんなことを言われる。



…なぜこの子達はいつも団結してるんだろうか。








A「コンタクトお金かかるし、演劇やる時だけで十分かな。」


琉生「え、もったいない。絶対モテるのに。」


A「いや、別にモテたいと思ったことないし。」


目黒「今度追加買いに行こう。」


琉生「あ、なら服も買いに行こうよ蓮くん。」


目黒「じゃあ髪もだな。」


琉生「決定!」


A「いや、ちょっと待って。」








なぜ私抜きで話が進んでいる?



服は別に困ってないし、髪だってこだわりは無い。



そう言ってるのに、この子達は聞く耳を持ってくれない。








A「そんなことにお金使うなら、他のことに使うよ。」


目黒「はぁ?何言ってんの?」


A「使うべきところ他にあるし。」


目黒「そうじゃなくて…って、マジで気づいてないんだ…」


琉生「もう毎年恒例だよね。」








なんの話をしているのかさっぱり。



頭を抱えていた蓮がビシッと急に指を指してきた。








目黒「姉ちゃん、6月6日絶対に空けといて。」


琉生「空けといて!」


A「…わかったから、2人とも、人の事指ささない。」








私は呆れながらも、カレンダーの6月6日に印をつけた。

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作者名:桜海 | 作成日時:2020年7月5日 0時

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