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ゆり「じゃ。」
A「さっさと帰れ旦那持ち！子持ち！酒豪！！」
ゆり「なんとでも言え独り身ウーマン。」
A「つめたい！でもそんなゆりちゃんも愛してる！」
ゆり「おっちゃん、お冷1杯よろしく。」
冷たくあしらっているように見えて、ゆりの目は心配そうに揺れていた。
ゆり「うちは話聞くことしか出来へんけどさ。一人で抱え込むのだけはあかんよ。」
A「…」
ゆり「うちは味方やからな。」
A「…おーきに。」
ゆり「ん。」
「ほどほどにな〜。」と言い残して、ゆりは旦那と子供の待つ家へ帰っていった。
一気に周りの喧騒が目立ち、急に虚しくなってくる。
そんなとき、1番に浮かぶのはいつだって向井だった。
向井『A、飲みすぎはアカンで？』
脳内の向井が私に話しかけてくる。
わかってるよ、そんなこと。
向井『わかってへん！』
脳内の向井は百面相していて、思わず笑いが零れた。
肩から長く伸びる腕に、そっと手を伸ばす。
その瞬間に浮かぶのは＿＿＿＿＿＿
A「…やめ、やめ。」
今日は飲みすぎた。
今日はもう帰って寝よう。
A「…おっちゃん、お会計ー！」
公共の乗り物は訳あって乗れないし、酔いすぎた体にはちょうどいいから、徒歩で帰ろう。
A「ご馳走様でしたー！」
きちんと挨拶をして、のれんをくぐる。
涼しい心地いい風を肺に吸い込む。
酔ったあとの空気は気持ちいい。
空気の冷たさを全身で感じてから家に向かって歩き出したとき、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「A？」
A「……あ…向井。」
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桜海(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます！ (2020年7月22日 8時) (
レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - とても面白かったです！！！次の作品もたのしみです。 (2020年7月22日 1時) (レス) id: a54334f665 (このIDを非表示/違反報告)
桜海(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます！楽しく見てくださっているのなら幸いです。これからもよろしくお願いします！ (2020年6月18日 22時) (レス) id: 7eb27f355d (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - パパのセコム入りますも好きですし不倫報道ってあの人のことなのかなとか面白かったです！更新楽しみにしています！ (2020年6月18日 18時) (レス) id: cf09c904b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜海 | 作成日時：2020年6月11日 23時
