27話 ページ28
多分だけど、俺が研磨に会えるのは今日で終わりだ。
今回は潔子に言われてきただけ。
だけど次回はきっと呼ばれないし俺も多分断る。
…それは、少し寂しいかも。
孤爪「…まぁ…さっきのは建前……合同合宿とか、多分これからあると思う。だから…その時Aとゲームしたいってのが本音。」
…こう言われると、悩む。
俺は別にバレーをやりたくないとかじゃない。
ただただ、陽キャとイケメンが嫌いなだけ。
合宿は、キツいし嫌だけど…
研磨がいるなら別。
毎晩、多分ゲームができる。
……でも、研磨がいるのは合宿だけ。
それ以外は?
…無理だ、アイツら陽キャとイケメンしかいないし
あ、でも、例外もいる気がする。
多少イケメンには慣れてきたし、今じゃ陽キャの過剰摂取で多少、ホント少しだけなら大丈夫な気がする。
…俺が、バレー部入ったら婆ちゃん喜ぶかな。
いや、だけど、やっぱり陽キャは嫌だ。怖いし。
それに毎日毎日…
──日向「黒崎ー!」
……考えただけで吐きそうだ。
孤爪「(凄い悩んでる…何かごめん)」
『……考えとく』
孤爪「…うん、何かごめん」
『いや…』
一応保留。
いつかちゃんと考えよう。
清水「あ、こんなところにいた。」
『げっ、潔子…』
黒尾「(お、美人…)」
潔子が俺を探しに来たのか少し汗をかいて現れた。
俺は立ち上がり潔子に近づいた。
『…婆ちゃん怒ってた?』
清水「ううん。大丈夫。バレー部の皆も怒ってない」
『ソイツらはどうでもいい。』
孤爪「(…即答)」
清水「…そちらは?」
『後で説明する。お迎え来たから…"またね"。研磨と…』
…名前、忘れた。
何だっけ…確か…
──孤爪「クロはー…」
『クロさん。』
黒尾「!」
俺はそう言って研磨に手を振って潔子の後ろをついて行った。
孤爪「…良かったねクロ」
黒尾「まさかそう呼ばれるとはな…まぁいいか。」
孤爪「自分のこと覚えられてないと思ってたから嬉しいんでしょ」
黒尾「まぁな。研磨と話してばっかだったしな」
_______________
清水「…で、あの二人は?」
『…えっと、友達と、その先輩』
清水「!」
『……何、俺が友達作るのおかしい!?』
清水「ち、違うよ。ただ嬉しくて…早くおばあちゃんのところ行こう。心配してるから」
…嬉しいって、自分の事じゃないくせに…
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まかろん - もう更新しないんですか?? (2022年5月1日 20時) (レス) @page38 id: 7604884714 (このIDを非表示/違反報告)
パインじゃむ - 影山との絡み好きすぎる、、もっとやって!!(大声) (2022年2月12日 14時) (レス) @page6 id: a53206b000 (このIDを非表示/違反報告)
ななか(プロフ) - 私に似てる、、、、、、悲しみ(´ཀ`」 ∠) (2021年12月25日 22時) (レス) @page34 id: f92900457f (このIDを非表示/違反報告)
陰キャオタク(ブス) - 面白いw更新がんばってください (2021年12月15日 18時) (レス) @page34 id: 126e1017c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 続きを!!!!!! めっちゃ好きです!! (2021年5月21日 22時) (レス) id: 43a47d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーー | 作成日時:2020年11月22日 21時