【HQ!!】陽キャとイケメンが嫌いな高校生【男主】 (ページ18)

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17話ページ18

『何で言ってくれなかったの婆ちゃん！！！』

婆｢忘れてたのよぉ。まさかイトコの存在も知らないと思ってなかったわぁ｣

『だっ、だとしてもさぁ！！こんな形で知りたくなかった！！！』

え？俺泣いていい？

てかずっと先輩だと思ってた人、それも少し苦手な先輩がイトコってどういうことよ、ホントに。

清水｢…じゃあA、だね。｣

『対応早くない？ですか？』

清水｢まぁイトコ、ってわかった事だし、敬語じゃなくていいよ。呼ぶ時も潔子で良いから。｣

『えぇ…さすがに少し時間がかかると言うか…』

武田｢(僕置いてけぼりなんだけどまぁ黒崎くんと清水さんがイトコで今その事実を知って驚いてる、ってところかな。僕もビックリだけど本人たちの方がびっくりだよね)｣

武田先生から視線感じる。

武田先生今1番どうしたらいいかわからないよね

俺もその立場だったら消えてると思う。

清水｢あ、武田先生。こちらのことは大丈夫です。バレーの方見てきて下さい。｣

武田｢あ、ありがとうございます！よろしくお願いします！｣

そう言って武田先生は去っていった。

婆｢じゃあ早速夕食作りかねぇ｣

清水｢うん。案内するね。｣

…何かもう疲れてしまった。

俺は婆ちゃんと清水先輩の一歩後ろを歩く。

清水｢何後ろ歩いてるのA｣

『…名前呼びたいだけですよね、多分』

清水｢正解。さすがA｣

『やめてくださいホント。』

イトコだと知ってからすごく絡んでくる…

清水｢敬語禁止｣

『…き…昨日までただの先輩だと思ってた人にすぐ敬語外せると思いますか…』

婆｢ごめんねぇ潔子ちゃん。この子少し疑い深い子でねぇ｣

『そ、そんな事ないし！』

俺は別に慎重なだけだし！ホント！

婆｢関わる人は慎重に選ぶ子なのよぉ。だからもう少しだけ待ってあげてね、潔子ちゃん｣

清水｢勿論待つよ。｣

『…別に…清水先輩を信用してないわけじゃない……ただ…敬語外すとか呼び方に少しまだ、違和感があるから』

清水｢あるうちに呼んで。その方がすぐに慣れるよ｣

…はぁ…

まぁ…この人と関わっても大丈夫かもしれない。

一応イトコだし。

一応婆ちゃんの血も流れてるわけだし。

『…わっ…わかったよ…き…潔子……』

清水｢うん｣

婆｢うふふ｣

…あー…最悪…

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ー夕食作り

『潔子。皿持ってきて』

清水｢うん｣

もう、ね。慣れましたよ、はい。