【HQ!!】陽キャとイケメンが嫌いな高校生【男主】 (ページ17)

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16話ページ17

時は流れ、5月上旬。

そう、地獄なGW。

『はぁぁぁぁ……』

婆｢そう溜息つかないのぉ、お友だちの頼みなんでしょう？｣

『友だちじゃない、先輩。それも少しだけ苦手な』

婆｢あらまぁ…ほら、着いたよ。｣

『うぇぇぇ……』

婆｢まぁ何かあったら婆ちゃんが助けてあげるから安心しなぁ｣

『…婆ちゃん好き…』

俺は言わずともわかるだろうが、凄く婆ちゃんっ子だ。

俺の家族は婆ちゃんしか居ないからだと思う。

父親も母親も居ない。

爺ちゃんはとっくのとうに逝った。

俺には婆ちゃんしか居ないのだ。

『…胃が痛い。』

婆｢胃薬いるかい？｣

『いる。』

とりあえず中に入ることに。

ボロいな…まァ烏野で用意できるのここぐらいしかないか…

武田｢あ！黒崎さん！黒崎くん！こんにちは！｣

『ヒッ…あっ…武田先生…こんにちは…』

婆｢こんにちはぁ。孫がいつもお世話になってますぅ。｣

武田｢いえいえ！申し遅れました、バレー部顧問の武田一鉄と申します！今回はありがとうございます！黒崎くんもありがとう！｣

武田先生見かけによらず光属性…

眩しい…

武田｢あ、ご案内しますね！｣

清水｢武田先生…ってあ、黒崎くん来たんだ。｣

清水先輩が言ったんじゃん…

『…清水先輩、こんにちは』

婆｢あらまぁ！潔子ちゃんじゃないのぉ！｣

『えっ』

清水｢えっ、おばあちゃん？｣

『えﾞっ！？』

…ど、どういうこと…？

婆｢Aくんも潔子ちゃんいるなら言いなさいよぉ｣

『えっ、いや、えっ？ば、婆ちゃんとし、清水先輩知り合い…？』

婆｢知り合いも何も、孫よぉ｣

…え、いや、え？

孫？

孫は俺でしょ？

清水｢えっと…おばあちゃん…黒崎くんと知り合い…？｣

婆｢孫よぉ、まぁ親代わりみたいなもの｣

『……ちょっとタイム。』

清水｢私も。｣

ちょっと待って！！？

清水先輩のこと孫って言った！？

それって婆ちゃんの子どもの子どもが清水先輩ってこと？

え、でも婆ちゃんの子どもの子どもって俺じゃん？

え？？？

婆｢…あぁ！そう言えば2人共会ったこと無かったわねぇ！いっつも潔子ちゃん来るとAくん出てこなかったから今までお互いの存在知らなかったのねぇ！｣

『……ちょっと待って婆ちゃん。それ、本当ってことなら…俺と清水先輩…

"イトコ"ってこと…？』

婆｢そうよぉ｣

清水｢おばあちゃん軽い｣

黒崎A

15年生きてきて1番衝撃を受けた