囚人番号NO.51 ページ4
『ぅ…グスッ…〜っ!』
猿「キキッ、落ち着け」
Aは猿門の腕の中に飛び込んだ後、そのままそこで泣いていた。
猿門のシャツがビシャビシャになりそうな勢いである。
『ぅ〜…ざもん…グスッ…ほんどに、ありがとう…!』
猿「俺もだ!ありがとうな、A。俺今すっげー嬉しいんだぞ!」
そう言ってAの頭をわしゃわしゃとかき混ぜる。
『ぎゃー!』
猿「さて、Aも落ち着いたとこで…」
唐突に猿門が立ち上がり、ドアに向かっていく。
『?』
猿「出てこい!盗み聞き野郎共!!!」
ガラッ
猿門が勢いよくドアをあけた。
15「うわっ、ちょっ、こけるこける!」
25「わー!ジューゴくんごめん!」
582「「猿門さん!傷は大丈夫なんですか!?」」
猪「ほんとに…おめでとございます…!グスッ」
百「A!よかった、元気そうだな」
犬「心配したんだぞ」
雉「そうよ!いつくっつかやきもきしてたのよ!?」
ドアが空けられると、支えを失った盗み聞き野郎共が崩れ落ちてきた。
バレたらしょうがない、とでも言うように口々に喋り始める。
15「お前ら…!早く…どけ…!」
69「ジューゴー、大丈夫かー」
11「ったくひ弱だぜ、ジューゴは。ちょっと下地きになったぐらいでもー」
15「何人乗ってると思ってんだぁぁぁ!」
鶴「で、Aちゃんはどこいっちゃったのよん♪」
猿「は?Aならそこに…」
ベッドの方を振り返った猿門の目に映ったのは…
丸い布団の塊だった。
『私は饅頭のあんこ…私は饅頭のあんこ…こしあん派…』
猿「Aさーん…?」
『罪深き盗み聞き野郎共は今夜私こしあんが消してやるからな…』
鶴「そんな照れてないででてきてよん♪」
『てててててててててれてないしー!』
猿「照れてる以外の何者でもねぇな」
鶴「しょうがないYO、奥の手だぜ!
お猿ちゃんの水着写真全20種類〜いる?」
ガバッ
『全て3枚ずつお願いします!』
15「あ、出てきた」
『ふぉぉぉぉぉぉ!水着!Hey!最高!あーーー、がわいい!!!』
猿「もうやめろ…」
お猿ちゃんの水着写真全20種類を手に入れたAは、発狂していた。
25「なんかいつものAちゃんだー」
11「もどってきたな!」
一「変態がな」
百「A」
「「「おかえり!」」」
『!ん〜…も〜…皆大好きっ!!!』
ドーーーン!
「うわっ」
「ちょっ」
「ぎゃーーー」
Aみんなの元に飛びこんでいった。
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みんなしゅき - 最高。もう天に召されたい。 (2020年3月27日 20時) (レス) id: 6945b1170b (このIDを非表示/違反報告)
愛と夢と貴方(プロフ) - きゃー!猿門が!猿門が!チューした!うへうへ状態ですw (2019年8月26日 23時) (レス) id: f5caf53ecd (このIDを非表示/違反報告)
声(プロフ) - 愛と夢と貴方-あー、ありがとうございます!間違ってました。たいへん助かりました! (2019年8月16日 1時) (レス) id: fff907d5b1 (このIDを非表示/違反報告)
愛と夢と貴方(プロフ) - 多分…多分何ですけど…「ちなみに先程の会話は最後のダンボールを名前が豪速球で猿門にパスした時のものである。」のところの、名前は、(名前)ではないでしょうか?間違ってたら本当にすいません! (2019年8月16日 1時) (レス) id: f5caf53ecd (このIDを非表示/違反報告)
声(プロフ) - りんご飴-わー、嬉しいこと限りなしです!更新頑張りますね! (2019年7月28日 21時) (レス) id: fff907d5b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:人間拡声器 | 作成日時:2019年6月9日 1時