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『今日も気持ちよかったよ。また来るね。』
「はい、お待ちしてます。」
今日のお相手はこれで終わり。
ふぅ、と小さなため息をつきながら、最後のお客さんに貰った封筒の中を見て、
「よし、来月まではもちそう」
「あ、Aちゃんも明日から戻る？」
「あ、はい。」
さすがに毎日こんなことはしてない。
もうひとつの仕事。そんなに変わんないけど。
こういうお仕事をするのは2週間に1回ほど、予約が入った時のみ。
だから、大体は夜のお店の接待として。
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「ただいま、」
今日は少し遅くなったから、起こさないように小声でささやく。
「なぁ、」
「えっ、あっ、寝てなかったの？」
「いや、遅いなって」
「あぁ、そっか、」
「、明日も学校でしょ？早く寝なね、」
「なぁ、俺に隠してることあらへん？」
「、ないよ。」
「、そう」
前はこんなこと言ってこなかった壱馬が急に言ってきたからびっくりした。
このまま同じ空間にいても気まずくなるのは嫌だったから、壱馬が何も言って来なくなったときに、早足で洗面所に向かった。
「、ごめんね。」
お風呂から上がり、壱馬の寝顔を見ながら呟いた一言。
昔は、もっとしゃべれてたのにな、とか思いながら寝床につく。
今日は、良い夢がみれるといいな______
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作者名：弥宙 | 作成日時：2022年2月3日 16時
