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「Aさん。あなたも、なんであんなとこで働いてるんですか?」


「っ、生活費のためです、」


「そこら辺のファミレスでも十分やと思うけど。」


「、それはっ、」













今まで口を開くことのなかった壱馬が口を開き、そう言った。

図星をつかれて言い返せずにいると、追い討ちをかけるように













「、借金、返しきれてないですよね?」


「え、」


「家賃、生活費、借金、それであそこで働いてるんですよね?」


「、」


「っ、月に、結構な量を要求されるんです、もう、返しきったはずなのに要求してくるし、」


「ここに住めば、それも解決します。」


「でも、」














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「、わかりました、わたしは住みます、」


「えっ、さつき、?」


「わたし、もう今の生活耐えられなくって、笑」


「さつき、」













そう、言って悲しそうに笑うさつき。

わたしは、未だにどうしようかとあたまをかかえていると、

壱馬の隣にいた北人くんがこう言った。














「じゃあ、試しとしてまず今日一回泊まってみるのはどうですか?それで、今日は考えて貰って、明日、改めて返事を、というのは、?」


「、わかりました。」


「!、じゃあ、今日泊まれる部屋探しますね!!」


「はい、お願いします。」

















今までずっと真剣な顔だった慎さんがすごく笑顔になったのをみて、わたしも、さつきも、頬が緩んでいた。



















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作者名:弥宙 | 作成日時:2022年2月3日 16時

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