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昨日の夜、慎から電話があった。

まだ姉ちゃんのすべては調べきれてはいないが、

姉ちゃんが危ない目に合うかもという内容だった。







「わかった。明日連れてくわ。そこで話する。」


『わかりました。』







_____________________________








「あ、さつき、こっち、」


「A、おはよ。」


「おはよ。」









壱馬に言われてたから、家近くのコンビニで待ち合わせた。






「で、弟は?」


「あぁ、もうすぐ来るよ。」


「姉ちゃん、」


「あ、壱馬、」


「、Aの友達のさつきです。」


「弟の壱馬です、ども、」









さつきもなんか警戒してる。

まぁ、無理もないのかな、








「で、どこ行くの、?」


「青山組って、しらん?」


「え、?」


「、ここらへんにいるヤクザのことですよね。」


「さつき、?知ってたの?」


「、昨日、ミサさんが誰かと電話してるの聞いちゃってさ、」


「、そうだったんだ。」





「その、青山組、?がどうしたの、?」


「、」








そうわたしが聞く。

さつきははぁ、とため息をついた。

そして、

壱馬が口を開いてこう言った。







「俺、そこのメンバー、なんよな。」


「、え?、」


「え、じゃあヤクザってこと?、」


「そゆこと。」


「、ちょっとまってよ、笑」









『姉ちゃんたちが思ってるほどの怖い人たちやないで。』





『青山組は。』







その壱馬の言葉を信じ、さつきと一緒に壱馬についていった。



















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作者名:弥宙 | 作成日時:2022年2月3日 16時

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