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「あ、えっと、なんかごめんなさい、」
「、ありがとうって言って欲しいんですけど。」
「あっ、ありがとう、」
送ってもらうにしても、全然しゃべったことないから、さつきも、わたしも、藤原さんもあまり口を開かない。
でも、こんな空気に耐えられなくなったのか、さつきが、
「あー、藤原さんって店に来てそんな経ってないんですよね、?」
「、そーすっね。」
「へ、へー、じ、じゃあ年齢は、?」
「あー、あなたたちよりも下ですよ。」
「「え?」」
「えっ、じゃあ高校生、?」
「そういうことになりますね。」
と、頭をかく藤原さんに、わたしたちも顔を見合わせる。
嬢のなかで年下とかは少しいるけど、ホールの店員は大体年上。
見た目も、話し方もすごい落ち着いてるから、近くて大学生位だと思ってた。
さつきも少し驚いていて、わたしの目を見て訴えている。
「(あんたもしゃべって!)」
まじか、、
「えっと、高校とか大丈夫なんですか、?」
「あ、俺高校行ってないんで。」
「あ、わたしたちと同じだ、」
「あっ、じゃあわたしここらへんで、」
「あーそっか、そういえばAの家ここらへんだっけ。」
「うん、それじゃ、藤原さんもありがとうございました。」
「あぁ、いえ、」
「Aバイバイ!」
そう言うさつきに手を振り返し、2人に背を向け歩きだす。
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side,F
2人のことを送った後、俺はある人に電話をかけた。
『あ、樹?どうだった?』
「、ちょっとめんどくさいことになるかも。」
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作者名:弥宙 | 作成日時:2022年2月3日 16時