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『______さん14番指名入りましたー』
なんて言葉が飛び交うここ。
ここのお店では、わたしはナナで通してる。
ちなみにさつきは、ルナ。
『ルナさん指名入りました〜』
「はーい!今行きまーす」
「じゃ、A、また後で!」
「うん。」
頑張れという意味も込めて、両手でガッツポーズをする。
さつきは最近、気に入られてしまったお偉いさんがいるらしい。
着替え終わったので、他の嬢たちがいる部屋に向かう。
『あ、ナナさん!9番指名入りました。』
「あ、はい。今行きます。」
『おぉ、ナナちゃん久しぶりだねぇ』
「はい、お久しぶりです。」
この人はいつもわたしを指名してくれる。
ボディタッチも少なく、こっちも接しやすい。
多分、いい人。
いつも通り、その人の隣に座ろうとしたら、
バンッと、勢いよく扉の開く音がした。
それに驚くわたしを含めた店員たちと、お客様。
その音がした、入り口の方を見てみると、なんかいかつい格好をした人が数人。
『お、お客様、どうなさいましたか?』
『この写真の男二組に見覚えはないか?』
と、真ん中らへんに立っていた男が言い、その写真を真ん中のテーブルに置いた。
それを覗き込む店員たち。
わたしはさつきのもとへ行き、2人でその写真を見た。
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指名入りましたみたいな台詞は、すべて作者の想像です(笑)
現実とはなにもかもが違うと思うので、あれ?って思う部分があっても、見逃してください。
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作者名:弥宙 | 作成日時:2022年2月3日 16時