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「キープ…？」
「お前が寂しい時に相手してやるよ
都合の良いように呼んでいい。タツがお前のとこに帰ってきた時には俺を捨てればいい」
そう言えば大きな目をさらに大きくした。
「でも、それって世間的には…」
「あまりいいもんじゃねぇな。
おい、もっとしっかり立て。重い」
ヘロヘロの足をしっかり地面につけたAがこっちを見てきた。
「中村さんは、いいんですか？
そんな、関係…」
「…まぁ、俺も癒しが欲しいんだよ。
ちょうどいいだろ」
「…お互いってことですか？」
「…は？」
その目は嘘を言ってはいなく至って真面目
「中村さんも、私をキープするんですよね？」
「まてまてまて、なんでそうなる！？
「私だけ中村さんをキープするなんて嫌です。
共犯になりましょう」
ここから、俺らのキープの関係が始まる。
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作者名：ハナ | 作成日時：2019年5月16日 22時
