【中村悠一】 中村の嫁はわがままがーる

ママ修行 ページ27

久しぶりに家に帰ってきました。

今日からは2人じゃなくて家族3人！！


のはずが・・・。

「お邪魔しまーす」
「きゃぁぁ！！日向ちゃぁぁん」
「中村君悪いね〜！」

神谷さん、香菜ちゃん、下野さんがやってきた。
え？小野のD子さん？仕事じゃないですか？(雑)

「日向ちゃん・・・小さい・・・」

香菜ちゃんは日向を抱っこ体験。

「杉田君が名前つけたんでしょ？なんかセンスありすぎてやばいよね」
「そうなんですよ下野さんっ！！普段はあんなんじゃないのに！！」
「にしても本当に小さいね」

早めに生まれてきたから小さいんですよ！！
私が小さいからじゃないですよ！！

みんなが日向をつんつんしていると顔が怪しくなってきた。
あ・・・あれは・・・。

「そろそろ泣くな」

横で悠一が私にしか聞こえないような声で言ってきた。
あの、悠一さん。みんな来てるんでゲームをやめましょう。
真顔でゾンビ殺さないで・・・。ほんとにマッドハンターだよ・・・。

「（愛称）（愛称）！！！泣いた！！泣いちゃった！無理！私あやせない！！」

香菜ちゃんが慌てて私に日向をパスしてきた。
ふっ・・・私は日向のママさんだよ？

「どしたの？ひなちゃ〜ん？」
「んぎゃぁぁぁぁ！！！」

どうして・・・・？
ママの私があやせない・・・・？

「ゆ・・・いち・・・ひっく・・・・日向が反抗期・・・ひっく」
「んぎゃぁぁぁぁぁ！！！」

「2人して泣くなよ・・・」

悠一に日向を渡すと日向はゆっくり泣き止んでいった。
そして、すぅ・・・っと眠りに入る。

「すごい・・・」
「パパ村ならぬママ村・・・」
「神がかってる・・・」

日向が眠ってしまっては起こしちゃ悪いと言って3人とも帰って行った。

「ゆーいち」
「ん？」
「そこ座ってもいい？」

私が指差すのは悠一の胡坐の上。

「あぁ、別にいいけど」

そこに座ると悠一はコントローラーを私の前で持って抱きかかえるような形に。
私の頭の上には悠一の顎が乗っかっている。

こういうのは久しぶりだからなんだか新婚を思い出してドキドキする。

「好きだなぁ〜・・・」
「ありがとう」

好きって言ってくれなくてもそばにいてくれるから伝わるよ。


「んぎゃぁぁぁぁぁ！！」

「あ・・・・」
「ほれ、ママ出陣してこい」
「パパの方があやすのうまいじゃん」
「俺はゾンビ殺すので忙しい。」
「この殺し屋が！！！」


《ママ修行始まります》＿＿＿＿Twitterより

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