【中村悠一】 中村の嫁はわがままがーる

覚えてろよ・・・ ページ20

今日は最終回のアニメの収録。


そして、私は今日をもって声優活動を休止することになる。


そんなことから・・・


「お疲れさま〜！」


ほんとにDさんの家で鍋パをすることに。

みんなの手元にはオレンジジュース。
そして温かい鍋がある。

「本当にお誕生日会みたい！」
「ほんとだね」

1期、2期、3期まで続いたこのアニメ。
長かったな〜などと思い出しながら鍋パは進んでいく。

「せっかくなら2人の近況を知りたいんだけど」

突然そう言ってきたのはDさん。

「あー・・・・と・・・・今ですか？」

実はあまり言いたくないことがある。
それは昨日の夜・・・。



＿＿＿＿＿＿＿＿「ねぇねぇ」

「なに？」

毎日二人の時間が合うときにはゲームをやっていた。
もちろん、私の大好きなスマブラをするために起動の遅いキューブをセットしていた。
せっせとキューブをセットする悠一に聞いて見た。

「子供の名前は何がいい？」

性別も女の子だと分かり、そろそろ考えてもいいと思ったのだ。
悠一は考えるそぶりも見せずすぐに答えた。

「甘皇后」

それはそれは私は怒った。

「はぁ？ありえない。悠一に聞かなきゃよかった」
「ごめんごめん。冗談だよ」

そこまではまだよかった。問題は次の発言。

「甘皇后にちなんで妃(ｷｻｷ)って名前がいいと思う。もしくは姫ちゃん」
「絶対に嫌だ！！！」

なんで娘が巨乳の女にちなんだ名前にならなきゃいけないのよ！！

「じゃあ、お前はないがいいんだよ」

そう聞かれ悩んでいるとやっと起動されたスマブラが目に入る。

「・・・ヨシ子」
「お前、今完全にヨッシー見ただろ。」
「違う！！ヨシ子ってかわいいなって思ったの！！！」
「かわいそうだろ。将来娘が
『ねぇねぇ、私の名前の由来って何？』って聞いてきたときに
『ヨッシーから名付けたんだよ』なんて聞かされてみろよ。泣くぞ」
「そんなこと言ったら悠一がつけた名前なんて
『パパの大好きな巨乳のお姉さんから名付けたんだよ』なんて言ったら
(え・・・浮気・・・？)って複雑になるじゃん！！私が泣くよ！！」

＿＿＿＿＿＿と、ケンカになってあれから会話もろくにしない生活を送っていた。

そんな恥ずかしいケンカを暴露するわけにはいかない。


「ラブラブ・・・です・・！！」
「あれ、仲直りしたんだ。」

そう言ってきたのは神谷さん。

「な、なんで知って・・・」
「中村が言ってた。」

クソ野郎・・・・。


《帰ったら覚えてろよ・・・》＿＿Twitterより

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