Merry Xmas【川村壱馬】 ページ48
前日より冷え込みの強まった今日は
１２月２５日のクリスマス。
家のソファに体育座りをして、あんまりピンと来ない
テレビ番組をボーッと眺めていても、一人のことで頭
がいっぱい。
壱馬くん、そろそろこっち帰って来たかな？
私の彼氏、壱馬くんはずっと忙しくて、ここ最近会え
ていない日々が続いていた中、少し期待していたクリ
スマス両日もお仕事で、本日も終わりを迎えようとし
ている。
しかも、よりによって福岡に泊まりがけでお仕事なん
て…。
こんなんなら、もっと早くに渡しておけば良かった…
と、ラックに置いてある小さな紙袋を見つめた。
いや、いかんいかん。
壱馬くんは、お仕事。
しかもアーティストであり芸能人。
夢を持って突き進む彼の邪魔はしたくないし、否定も
しちゃいけない。
そう、こんなの私のわがままだ…。
体育座りしていた両足を更に引き寄せて、私は貝にな
りたい状態でいたらローテブルに乗せていた携帯が着
信を知らせるために震えた。
ー着信 壱馬くんー
「っ！！」
慌てて電話を取ろうとして落としそうになったので、
正座をして一度深呼吸をしてから通話ボタンをタップ
する。
「もっ、もしもし！」
壱ーもしもし？寝てた？ー
「ううん、寝てないよ！今、帰り？」
壱ーおん。もうすぐ俺ん家着くー
「…そっか！お疲れ様！」
なんだ…、少しでも会えるかなって思ったけれどやっ
ぱり期待した自分がバカだったな…。
って、なにそんなこと思ってんの！
超〜激務な壱馬くんに無理させちゃダメだ！
壱ーA？聞いてた？笑ー
「えっ？！あっ、うん！聞いてた！！」
自分が葛藤している間に、壱馬くんは何か話してくれ
ていたみたいだけど、慌てて取り繕う。
壱ー嘘やな。今の感じは絶対聞いてなかった。笑ー
「ご、ごめん…。」
壱ーふっ。正直でよろしいー
そんな彼の姿は見えないけれど、優しく笑ってくれて
いるのが目に浮かぶ。
壱ーそういや、今日クリスマスやな。ー
「そうだね。でももうあと５分くらいで終わっちゃう
けどね…。」
私は苦笑いして、壁にかかっている時計を見上げる。
壱ーもうそんな時間か。Aんとこは、サンタ来
た？ー
歩きながら話しているのか、時より聞こえる吐息に少
しドキドキ。
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雪 - こんばんは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 夜遅くにすみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ・ページ3のここの部分 俺は思わず、飲もうとしたペットボトルを吹き出し そうになる。 (2021年5月13日 1時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 美紀さん» こちらにもコメントありがとうございます！ランペのみなさん、最高ですよね！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きです最高です (2020年1月5日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 雪さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくはそう思った瞬間、ではないんでしょうか？ (2020年1月5日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年8月6日 8時
