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そして彼女は悪くないのに、
すいませんを連呼して少しびっこを
引きながらテントから出て行った。
力「途中で転んじゃった子いたやん？あれめっちゃび
びったわ。」
無事にリリイベを終えた俺たちは、控室を出て移動車
へと移動する。
その道中で、力也が思い出したかのように話し出す。
将「あ〜いたね。大丈夫だったかな？あの後。」
竜「俺からはよく見えなかったけど、歩けてたなら大
丈夫じゃねーの？」
嘉「いや…最後、少し足引きずってた。」
なんとなく、ちゃんとそこは否定したくなる。
竜「そうなん？ま、騒ぎになってないし大丈夫っし
ょ。」
それからすぐに話題は変わって、ぞろぞろと歩いてい
たら中庭のような場所のベンチで一人座る彼女の姿が
目に入り、体が勝手に動く。
竜「ちょっ、おい嘉将？！」
「ごめん！先に歩いてて！ちょっと買うものあるか
ら！！」
背後で歩きながらザワつくみんなの様子が伺えるが、
そんなのお構いなしで彼女の元へ駆け寄った。
嘉「あの…？」
顔を上げた彼女は、目を丸くして驚く。
「えっ？！なっ…なんで…？」
嘉「あー…、足大丈夫ですか？」
なんだか急に緊張してきて、彼女の質問とは全然違う
答えを言ってしまう。
「あっ…はい。足は大丈夫なんですけど…、」
そう言った彼女は自分の太ももに乗っている俺たちの
CDに目を落とす。
「転んだ拍子に踏んでしまったのか、CD割れちゃっ
て…。」
みんなみたいにもう一枚買っておけば良かったです、
と苦笑いした。
「また買い直せばいいことなんですけど、こういうの
初めて来て買ったCDだから、なんかショック
で…って、すいません！ご本人目の前にして！」
落ち込んでいたと思ったら、急にあたふたし始める忙
しい彼女。
嘉「俺、一枚持ってるんであげます。何かと配ること
多くて常に携帯してるんです。」
この業界にいたら、良かったら聞いてくださいと急遽
渡すことが多々あるので、常にCD一枚は持ち歩いて
いるのを思い出して、鞄から出して差し出す。
「えっ？！そんなっ…悪いです！！」
と、勢いよく立ち上がった彼女はまだ足が痛むのか、
痛っ！と悲痛な声をあげた。
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雪 - こんばんは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 夜遅くにすみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ・ページ3のここの部分 俺は思わず、飲もうとしたペットボトルを吹き出し そうになる。 (2021年5月13日 1時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 美紀さん» こちらにもコメントありがとうございます！ランペのみなさん、最高ですよね！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きです最高です (2020年1月5日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 雪さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくはそう思った瞬間、ではないんでしょうか？ (2020年1月5日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年8月6日 8時
