白くまさん【加納嘉将】 ページ11
真っ白で練乳の力によって
甘いシャリシャリの氷。
その上には小豆と、みかんにパイナップル
が乗っかっている。
「嘉くんも食べる？」
隣で漫画を読む彼に聞けば、
嘉「うん、ちょーだい。」
と、こっちを向いたのでその口に、しろくまアイス
を入れてあげる。
嘉「ふぅめたっ！」
たぶん、冷たっ！って言いたかったんだと思われる
嘉くんは漫画を置いて、口元をおさえた。
私はスプーンを口にしたままローテーブルにある、
このアイスの蓋を見つめて思う。
「なんか…このくまさん、嘉くんみたい。」
蓋にはこのアイスを象徴とする、可愛い白熊のイラ
ストが。
嘉「どれ？…そう？俺、熊っぽいの？笑」
蓋を手に取り、ふっと笑いながら言う。
「なんか…大きくて肌が白くて〜、つぶらな目がこ
の白熊に似てる気がする。」
私もふふっと笑いながら、嘉くんが持つ蓋を覗き込
みながら言えば、手に持つアイスをローテーブルに
置かれる。
「…えっ？嘉くん？」
嘉「そんな白熊さんも、お腹が空きました。」
その瞬間、キスをされてそっと優しく床に押し倒さ
れる。
「ちょっ…嘉くん！アイス溶けちゃ…、」
そんな言葉も虚しく、少し冷たい唇の白熊さんのた
くさんのキスから始まり、私は美味しく頂かれまし
たとさ。
「…しろくまアイス…ズルズルになってる。泣」
嘉「後で、絶対買います！！汗」
「…何個でも？」
嘉「10個でも100個でも！！」
何気に高いアイスだって、嘉くんが嘆くことになる
まであと、2時間。
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雪 - こんばんは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 夜遅くにすみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ・ページ3のここの部分 俺は思わず、飲もうとしたペットボトルを吹き出し そうになる。 (2021年5月13日 1時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 美紀さん» こちらにもコメントありがとうございます！ランペのみなさん、最高ですよね！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ランぺ大好きです最高です (2020年1月5日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 雪さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくはそう思った瞬間、ではないんでしょうか？ (2020年1月5日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年8月6日 8時
