颯太 ページ33
大「…い。おい…、おーい！！」
颯「え？なんですか？」
大「いやいやいや！なんですか？じゃないだろ？！
さっきっから、ずっと呼んでんだけど！」
颯「すいません、聞いてませんでした。笑」
四日間のBOTの公演が無事に終わり、今から楽しい
楽しい打ち上げ。
その会場に向かう道中で、どうやら大樹くんに話し
かけられてたみたいなんだけど、自分の耳にはその
声が全然入ってきていなかったようだ。
そのおかけで、うちのお兄ちゃんは、もういいよ！
とヘソを曲げてしまった。
颯「ごめんなさい、ほんと。笑
ちょっと考え事してて…。」
大「なに？これから楽しい打ち上げだってのに、な
んか悩んでんの？」
なんだかんだ言っても、そうやって気にかけてくれ
る大樹くん。
颯「いや…大したことないんですけどね。」
と、俺は窓を見る。
大「大したことないなら、言えんだろ〜！」
と、くすぐってくるもんだから、俺はそれに耐えら
れなくなり、
颯「ちょっ！やめ…くすぐったい！壱馬さんって、
どんな人ですか？」
大「壱馬？なんで壱馬？笑」
くすぐる手をやめて、ポカンとした顔で聞き返して
くるリーダー。
颯「えっ…なんとなく？」
大「全っ然、答えになってないから。笑」
その時、移動車は小さなサービスエリアで止まり、
メンバーのみんなも、ゾロゾロと降りる。
大樹くんも、自分の質問をそれ以上深掘りせずに、
トイレ行っとこーと席を立って行ってしまった。
なんとなく置いていかれた気分になり、車を降りて
みれば、アイスの自販機にはLDHの人だかりが。
慧「あ！そうちゃん！陣さんがアイス奢ってくれる
って〜！」
既に買ってもらったのか、笑顔で手を振る慧人に近
寄れば、
陣「颯太も食べるか？」と小銭を自販機にどんどん
入れていく、陣さん。
食べたいです！と、言って買ってもらった、アイス
ボックスを開けようとして気づく。
わらわらといる人の中、陣さんの側で壱馬さんが棒
突きアイスを、舐めていることに。
俺はそこに駆け寄り、
颯「陣さん！インスタに載せたいのでストーリー撮
っていいですか？」
陣「おぉ！ええで、撮ろう撮ろう！」
そして俺は、陣さんの隣いた壱馬さんにも声をかける。
颯「壱馬さんも、いいですか？」
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みそじ(プロフ) - renさん» コメント&お褒めのお言葉ありがとうございます！！ (2021年3月13日 18時) (
レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - とても面白かったで！最高でした！ (2021年3月9日 14時) (レス) id: f6cfc9cab2 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ゆいなっとうさん» コメントありがとうございます！ここだけの話し、作成中は何度もMVを見直しました(^^;)笑 これからも暇つぶしに覗きに来てやってください(^^) (2020年4月6日 2時) (レス) id: c7b35b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいなっとう(プロフ) - 読んでいる最中に、白いスポーツカーとか、白い衣装と黒いスーツの衣装の場面が出て きて、これはもしやｍｖのあのシーン…？とニヤニヤ思い出しながら読んでました。最後のみんながあれ？ってなるところとても好きです！ (2020年4月6日 1時) (レス) id: 93ffbdc4e8 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - nagiさん» コメントありがとうございます！また読み返して頂けて作者としてすごく嬉しいです（ ; ; ）更にお褒めのお言葉ばかりで恐縮です。笑 似たり寄ったりなものばかりですが、ぜひ時間潰しにでも読んでください(^^) (2019年12月22日 12時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年7月22日 22時
