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うっ…、やはりそうきたか…。
理由、聞かれますよね…。
嘉将くんたちの保釈金を払うため、なんて言ったら
反対されるかな…？
あれから、一晩考えに考えた結果だ。
壱馬くんたちの車を、めちゃくちゃにしちゃった罰
はあるけれど、彼らを放っておいて手放しに今の状
況を喜べない自分がいた。
いやでも、正直に言わないと、この先厳しい道のり
になりそうだしな…。
一人、心の中で自問自答していたら、
力「もしかして…Yukiたちのため？」
「えっ？！いやっ…その〜…、」
さすがはリーダー、最年長。
勘が鋭い…。
陣「まさか…あいつらの保釈金か？！」
あぁ…、こちらも気づいてしまったようで…。
「いやっ…だって…私のせいで捕まっちゃったの
に、そのまま放置なんてあまりにも、薄情すぎるな
って…。仮にもYukiくんは、私を色々と助けてくれ
た人だし…。」
陣「そうだけど…、」
二人は私の予想していた通り、あんまり良い反応で
はない。
力「Aの話を聞いて、あいつらへの偏見が少しな
くなって、力になりたい気持ちは山々だけど…A
はこっちの人間じゃない。それを偽装して働く…っ
てなると、リスクは大きいと思う。」
「だから…難しい…？」
力「残念だけど…そうだね…。」
力也くんは、申し訳なさそうに言う。
「やっぱりそうだよね…。二人ともありがとう…。
別の方法を考えてみるよ…。」
私もガクンと肩を落として、その場を後にしようと
した時、
陣「このこと、壱馬は知ってんのか？」
陣くんに、グサリと刺さることを聞かれてしまう。
「あー…いや…まだ…なにも…。」
陣「壱馬には、話しておいた方がいいぞ？コソコソ
されるのは、誰だって嫌だろ？」
「はーい…。」
わかってるよ…わかってる。
だけど、あんな風に避けられてると話したくても話
せない。
陣くんは先に大広間を出て行き、後に続く力矢くん
が振り返る。
力「力になれなくてごめん…。でも今は、ここでみ
んなで安全に暮らすことから、始めないと…。」
「ううん、大丈夫。私もわがまま言ってごめん
ね。」
そう、私が身元を偽装して働くこうとして何か問題
が発生すれば、私だけじゃなくて、またROWDY
SHOUGUN が追われることになる。
そしたら今度こそ、今回のように自由にはなれない
かもしれない。
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みそじ(プロフ) - renさん» コメント&お褒めのお言葉ありがとうございます！！ (2021年3月13日 18時) (
レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - とても面白かったで！最高でした！ (2021年3月9日 14時) (レス) id: f6cfc9cab2 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ゆいなっとうさん» コメントありがとうございます！ここだけの話し、作成中は何度もMVを見直しました(^^;)笑 これからも暇つぶしに覗きに来てやってください(^^) (2020年4月6日 2時) (レス) id: c7b35b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいなっとう(プロフ) - 読んでいる最中に、白いスポーツカーとか、白い衣装と黒いスーツの衣装の場面が出て きて、これはもしやｍｖのあのシーン…？とニヤニヤ思い出しながら読んでました。最後のみんながあれ？ってなるところとても好きです！ (2020年4月6日 1時) (レス) id: 93ffbdc4e8 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - nagiさん» コメントありがとうございます！また読み返して頂けて作者としてすごく嬉しいです（ ; ; ）更にお褒めのお言葉ばかりで恐縮です。笑 似たり寄ったりなものばかりですが、ぜひ時間潰しにでも読んでください(^^) (2019年12月22日 12時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年7月22日 22時
