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車が止まった場所は、今までとは
まったく違う雰囲気の建物だった。
まるでお屋敷のような所で、車を降りた私は思わず
声が漏れる。
「わぁ…。」
北「すごい…。」
慎「なんだこれ…。」
陣「ほんとにいいんですか？こんな…立派な
所…。」
他の車から降りてきたみんなも、建物を見上げて唖
然としている。
サラ父「あぁ、ここは表上は教会だ。シスターたち
が以前住んでいた部屋もあるから、そこを使うとい
い。」
翔平「こんな良いところあったんなら、最初っから
ここで良かったじゃないですか〜！」
そう翔平くんは笑いながら言えば、いざという時の
ためにとっておいたんだよ、とサラさんのお父さん
は苦笑いで私たちを中へ案内してくれた。
中へ入れば、二階建てになっているようで、一階に
は少し蜘蛛の巣が張っているシャンデリアが目を引
く。
サラさんのお父さんについて行き、二階へ上がり扉
を開けると、大広間のようなスペースが。
そこにはとてつもなく大きなテーブルが置いてあ
り、シスターたちが食事をする場所だったのではと
予想ができる。
すると、奥からバタバタと走ってくる音が聞こえた
かと思うと、
女の子「お姉ちゃんっ！」
以前いた場所で懐いてくれるようになった、女の子
が私に抱きつく。
「わっ！無事だったんだね！良かった…。」
女の子「お姉ちゃんも…。」
続いてどんどん子供達が出てきて、メンバーのみん
なに駆け寄る。
男の子「LUPUSっ！！」
最後に出てきた男の子は、私と壱馬くんとの仲がギ
クシャクした時に出会った男の子で、壱馬くんの腰
に思いっきり抱きついた。
壱馬くんはあの時みたいに、優しい笑みで男の子の
頭を撫でる。
サラ父「君たちが連れていかれた後に、なんとかこ
こに避難させることができたんだ。」
陣「ありがとうございます！」
力「感謝してもしきれません。」
サラ父「その代わりと言ってはなんだが、そろそろ
話しを聞かせてもらおうか？」
ニッコリと、椅子に腰掛けて私を見るサラさんのお
父さん。
また力矢くんが、子供達を奥の部屋へ連れて行くの
を確認してから、私は話し出す。
「あの…、」
さぁ、もう無になる時間は終わりだ。
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みそじ(プロフ) - renさん» コメント&お褒めのお言葉ありがとうございます！！ (2021年3月13日 18時) (
レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - とても面白かったで！最高でした！ (2021年3月9日 14時) (レス) id: f6cfc9cab2 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ゆいなっとうさん» コメントありがとうございます！ここだけの話し、作成中は何度もMVを見直しました(^^;)笑 これからも暇つぶしに覗きに来てやってください(^^) (2020年4月6日 2時) (レス) id: c7b35b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいなっとう(プロフ) - 読んでいる最中に、白いスポーツカーとか、白い衣装と黒いスーツの衣装の場面が出て きて、これはもしやｍｖのあのシーン…？とニヤニヤ思い出しながら読んでました。最後のみんながあれ？ってなるところとても好きです！ (2020年4月6日 1時) (レス) id: 93ffbdc4e8 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - nagiさん» コメントありがとうございます！また読み返して頂けて作者としてすごく嬉しいです（ ; ; ）更にお褒めのお言葉ばかりで恐縮です。笑 似たり寄ったりなものばかりですが、ぜひ時間潰しにでも読んでください(^^) (2019年12月22日 12時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年7月22日 22時
