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嘉「…きて…、起きてA。」



「んー…ん…、っあ!!」



と目を開ければ、私を覗き込む壱馬くん…ではなく

嘉将くんだった。





「朝…?」


上半身を起こして、ぐぐっと身体を伸ばす。





嘉「今がチャンス。もう少しでみんな起きてきちゃ

うから早く。」



そう言われて、寝ぼけ眼のまま部屋を出る。





「さむっ…。」





そうだ、前に来た時に翔平くんが言ってた。



こっちはもうずっと夏は来ていなくて、寒いんだっ

て。



しかも、ちょっとスーパーまで…な格好のままここ

へ来ちゃったもんだから、少し薄着な私。




嘉「寒い?これ着ておきなよ。」




そう言って、着ていたミリタリー柄の上着を脱いで

貸してくれる。



「あっ、ありがとう。」




そういえばこれも同じようなことあったなぁ。




北人くんが貸してくれて、こっちの世界の彼も優し

いんだなぁって思ったんだっけ…。






なんか考えることは、みんなのことばかり。




早く会いたいなぁ…。みんなに、そして壱馬くんに。







嘉「A聞いてる?」



「えっ?ごっごめん、なに?」



嘉将くんに顔を覗き込まれて、ハッとする。





嘉「だから、外に出ても俺の側を離れないで。この

辺、厄介な奴が多いから。」





「わかった!」






そして私たちは、金網で囲まれた廊下のような所を

抜け、厳重にロックされた重い扉の前に来た。







鍵を開ける彼の背中を見ながら、私この厳重なドア

を酔っ払って入って来たなんて嘘ついたけど、嘉将

くんよく信じたなぁ。







意外と天然な人とか?





なんてお気楽に思っていたらギギギッとドアを開く。






嘉「俺の腕に捕まってて。」







壱馬くんに少し申し訳ない気持ちになったけど、で

もなんとしてでも自分の身を守りながら、会うため

にはこうするしかないと思い、しっかりと嘉将くん

の腕に手を通した。

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設定タグ:川村壱馬 , THERAMPAGE , battleoftokyo   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - miyuさん» コメントありがとうございます!お答えしたいところなのですが、気長に更新を待っていてくださると嬉しいです( ; ; )私も早く更新できるよう努めますね( ; ; ) (2019年7月22日 22時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ROWDYの皆さんは助かったけど、JIGGYの皆さんはどうなるのか気になります!嘉将くんたちはどうなるのでしょうか?あと今後Astro9の皆さんは出てくるのでしょうか…? (2019年7月22日 13時) (レス) id: 7aced33e2c (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます!更新遅いですが、飽きずに見に来て頂けると嬉しいです! (2019年7月21日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです(^^)最近バリボも片足ハマりかけてるので、お話し作れたらなって思ってます! (2019年7月21日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - なんか気になったので続きが見たいです (2019年7月20日 0時) (レス) id: 454e79f10d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年7月7日 14時

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