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壱「って、言うとでも思ったか、


バカA。」





「はい…?」






歩き出そうとした足を止めて、声のした方を振り向

くと、ポケットに手を入れて顎を少し上にあげてこ

ちらを見ている、先程の川村壱馬くんが。





「あの…?」






私は壱馬くんに会いたすぎて、ついに幻聴でも聞こ

えたのかと思い、聞き返す。






壱「俺の想い人、やっと見つけた。」



そして私のことを指差して、ふっと笑う。





「どういうこと…?なんで…?」





もう私の頭の中は大パニックで、頭から煙が出そうだ。





壱「ここ最近夢の中で、Aっていう女の子がいつ

も出てきてた。断片的だけどAとメンバーと、こ

こでは経験できないようなことをたくさんしてる

夢。」



「えっ…、」




壱「だけど、一つだけ鮮明になった夢がある。綺麗

な光がたくさん空から降ってきて、メンバーのみん

なもいて、もちろんAもいて…。」





流星祭のことだ…。




あの時、一瞬壱馬くんは関西弁になった。



たぶんその時だ…。






壱「それで、もう一人の俺に昨日、夢で言われた。

俺らは二人で一つ。だからAをよろしく頼むって

な。その瞬間、もう一人の俺とAが過ごした日々

が、バーッと頭の中に入ってきて…。

俺、Aのこと好きだわって思ってたら、会えたっ

て訳。」





なんだか嬉しそうに話す壱馬くん。






だけど、そんなことある?




「怖くないの…?私…、信じられないような体験し

た女だよ?頭おかしいと思わないの?」







壱「思わへん!上手く言えへんけど、もう一人の俺

も俺やから。それに…、」




と、私に近づいて来て腰を抱き寄せられる。





壱「ホンマにやっと会えた、やっと一緒にいられる

って気持ちでいっぱいなんや。」





「ちょちょちょちょっと!近い!!」



顔を真っ赤にして、慌てる私に腰を抱き寄せられた

まま耳元で、





壱「キスまでした仲やん。」



「っ!!それまで知ってるの?!!」







その時、私の背後からいくつかの声が聞こえる。

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設定タグ:川村壱馬 , 吉野北人 , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます!お返事遅くなってしまいすいません( ; ; )そんな本だなんて!笑 叫びそうになるくらい楽しんで頂けて良かったです!笑 これからも飽きずに見に来て頂けると嬉しいです(^^) (2019年7月25日 12時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - マジで最高です!本出しません?wwホンマに最後かずまがバカ何何って言った瞬間もう叫びそうになりましたww次のやつも今から見ますww (2019年7月19日 0時) (レス) id: b30d817996 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 金平糖さん» コメントありがとうございます!そんな感動だなんて、とんでもないです( ; ; )でも楽しんで頂けて良かったです!二章も更新中なのでぜひよろしければ、見てやってください( ; ; ) (2019年7月9日 10時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 素敵すぎてタダで見てしまうことに罪悪感を覚えました、、、読んでいて楽しさと感動で時間の流れが早く感じてしまうほどです。ありがとうございました! (2019年7月8日 1時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あゆ太さん» コメントありがとうございます!そうなんです、MVを参考にさせて頂きました!感無量だなんて、とんでもないです( ; ; )続編は今、模索中なのでもし作ることがありましたら、ぜひ見に来てやってください( ; ; ) (2019年7月7日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年6月27日 22時

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