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茉莉花「お昼休みの話しも

してたじゃん?!」


「それは…、」


確かにしてただけども…。


とりあえず変に誤解されないためにも、まだ浅い付き

合いではある事は伝えておくべきなのかな…?



「あの…私たちは、」

茉莉花「ねぇっ、茉莉花もお昼一緒に食べていい

っ?!」




「…え…?」



自分の言葉に被せて言われた茉莉花ちゃんの言葉に、

私はまたもポカンとさせられる。




茉莉花「ねぇっ、お願い!実は私、ずっと光輝くんの

事カッコイイなぁ〜って思ってて…。」



え?
え?
えぇえー?!!!!



開いた口が塞がらないとはこういうもうのかと、初め

て実感する。



茉莉花「だからお願いっ!茉莉花も光輝くんと仲良く

なりたいのっ!」



お願いポーズと、うるうるとした大きな瞳で見つめら

れた私は、ゴクリと唾を飲み込んだ。








ー昼休みー



いつもの屋上でお弁当を膝の上に乗せた私は今、非常

に肩身が狭い。



その原因は…、



茉莉花「初めましてぇ!Aちゃんと同じクラスの

白鳥茉莉花ですっ。」




そして先程の私と同じく、ポカンとするみなさんこ

と、京極兄弟とネクストの三人。




すると椅子に座る私の斜め下で地面に座っていた竜

に、無理矢理後ろを向かされるが、その声は小声とは

いえ怒り口調だ。



竜「なんっで、あの女を連れて来たんだよ?!」


「だって仕方ないでしょ!ちょっと事情があっ

て…。」


竜「事情ってなんだよ?!」


「それはっ…!」



茉莉花「Aちゃん?」


「はい!!」



怪しまれたのか、茉莉花ちゃんに呼ばれて勢いよく体

制を戻すと、ニッコリ笑顔の彼女は不思議そうに私た

ちを見た。



茉莉花「やっぱり茉莉花…来ちゃダメだったか

な…?」


「そそそそんな事ないよ!ねぇっ?!」



勢いよく竜の方を向き同調するよう求めるが、


竜「…別に。」



なにその素っ気ない態度!

それじゃ、茉莉花ちゃんに怪しまれるじゃない!



尊人「つーかお嬢様なのに食堂じゃなくて、こんなと

こで食ってていいのか?」



苦笑いで言う尊人さんに、この兄弟ほんとハッキリ言

うのね、と頭を抱える私に茉莉花ちゃんは気にせず答

える。



茉莉花「全然大丈夫ですっ。むしろここで食べること

ができて、嬉しいくらいですもん。」




ニッコリ笑った彼女の笑顔に、陸くんと海司くんは顔

がとろけた。

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作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません( ; ; )史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています( ; ; ) (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません( ; ; )亀更新ですがこれからも頑張ります! (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです!もう〜竜!!光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2021年8月24日 13時

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