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男の子「お姉ちゃん、彼氏と来てんの？」
「えっ？！いやまさか！
えっと…、友達…かな！」
男の子「ふーん。」
な…、なんか会話の仕方が年齢に見合ってない…！汗
男の子「ねぇ、あれ乗った？」
と、指差す先には先程乗った、あの絶叫ジェットコースタ
ー。
「乗ったよ、三回もね！」
男の子「俺は５回乗ったけどね。」
「５回？！」
う…、上には上がいるー！！！汗
私だったら、５回も乗ったらジェットコースター嫌いになり
そう…。
男の子「じゃぁ、あれは？」
また指差す先を見ると、今度は上まで上がり勢いよく直下型
に落ちる乗り物が。
「これは〜…、乗れる…はず…。」
本当は、あんなの絶対乗りたくないのが本音。汗
遊園地に来たことすら記憶にない身としては、ハードルが高
すぎる…。
男の子「お姉ちゃん俺より大きいんだし、乗れるよね？」
期待の眼差しで見上げる男の子に、無駄な強がりが発動す
る。
「のっ…、乗れるよ！乗れる乗れる！ぜーんぜん余裕！」
疑いの目を向けられたが、私は気付かないフリ。
すると男の子は、さっきまでの明るさはどこはやらで、歩き
ながら呟くように言った。
男の子「ねぇ…お姉ちゃんの友達って…、みんな優しい？」
「えっ？うーん…、そうだね。
優しい…かな。」
「友達」、と言われて最初に思い浮かんだあの二人の顔。
「一人は体も声も大きいけど、優しくてお兄ちゃんって感じ
で。もう一人は、いっつもなんか言ってくるけど、根は真面
目で思いやりがあって…、」
こんな事、初めて人に言ったかも…。
自然と頬が緩んでいた自分に、ハッとする。
「でも、それがどうしかたの？」
見ず知らずの私にそんなこと聞いてくる事を不思議に感じて
聞いてみると、男の子は未だうつむき加減で言った。
男の子「この前から新しい学校に変わったんだけど、つまん
ないんだ…。」
…そういうことか。
最近、転校して新しい学校に馴染めず、友達がまだできなく
てつまらないって意味なんじゃ…？
「つまらない…かぁ…。」
なんだか、つい最近の私みたいだ。
友達という友達がいなくて、いつも一人。
それが当たり前であって、お父さんの職業のこともあり、そ
うしていなきゃいけないと思っていたのに、京極兄弟と出会
ったことにより、全てがガラリと変わった。
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません（ ; ; ）史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています（ ; ; ） (2021年12月3日 18時) (
レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます！そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません（ ; ; ）亀更新ですがこれからも頑張ります！ (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです！もう〜竜！！光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2021年8月24日 13時
