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陸「もうみんな頭

回らないなぁ〜。」


竜「陸、おん前…。」


ギロリと竜に睨まれた陸くんは、慌てて謝った。



光輝「高校生は超超割引…て書いてある。」


二人のやりとりをスルーした光輝くんを、今度はキラ

キラした目で陸くんは見る。




陸「そう!それだよ!こんな安く入場できるチャンス

も無いんだし、親睦会も兼ねてみんなで行こうって話

し!」




一瞬の間の後、茉莉花ちゃんの声が響く。



茉莉花「茉莉花、行きた〜い!」



竜「お前らで行ってこいよ、俺と兄貴は行かねぇ。」


「私も習い事があるので。」



キッパリと断る私たちを、陸くんが残念そうな顔で見

るのが視界の端に入る。



だけど…、休日の稽古を休んで遊びには行くなんてし

たことが無い私には、遊びを優先させる勇気は無

い…。



せっかく企画してくれたのに申し訳ないけど…。



陸「でも海司は絶対行くとしてー…、」

海司「俺は断る権利無しかよ…。」



陸「光輝は行くよね?!」



光輝「え?あー…、」



なぜか一瞬、光輝くんと目が合う。



ん?今…って、気のせいか。


光輝くんが私を見る理由なんて、無いもんね。





尊人「いいじゃねぇか!遊園地!!」



すると尊人さんが急に大きな声を出すので、体が反射

的にビクッとなる。



竜「ちょ、兄貴何言って…、」


尊人「このメンバーで仲良くなるには、めちゃくちゃ

良い案だと俺も思うぞ!」



竜「はぁ?!」



尊人さんは陸くんと肩を組み、ニコニコ。



その反面、竜は行く気がなかったみたいだけど、まさ

かの展開で眉間に皺が寄って、意義ありな顔だ。




まぁ、私は稽古という正当な理由もあるし、ましてや

陰キャラな私がこんな陽キャラメンバーと出かけるな

んてもってのほか。



だからここは、存在を空気と一体化させてお弁当を食

べていたら、




尊人「だからAも、強制参加な!」


と、言われて耳を疑った。




「え…?」



尊人「だーから!遊園地、Aも行くんだよ!」



「いや私は、稽古…じゃなくて!習い事があるのでっ

て…、」

尊人「んなもん、どうにかなるって!」




どうにかなるって…、人ごとすぎるでしょー!!!汗



光輝「…それなら俺も行こうかな。」



「えっ?!」
茉莉花「えっ?!」



それなら…ってどういう意味?!な私の驚きの声と、

嬉しい驚きの茉莉花ちゃんの声が重なる。

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作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすいません( ; ; )史上最強に亀更新になってしまっていますが、気長にお付き合いいただけたらな…と思っています( ; ; ) (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 怜菜さん» コメントありがとうございます!そしてお返事がかなり遅れてしまってすみません( ; ; )亀更新ですがこれからも頑張ります! (2021年12月3日 18時) (レス) id: 66d9708aec (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - いつも更新楽しみです!もう〜竜!!光輝くんともどうなるか今後が気になります。 (2021年11月15日 7時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜 - 更新ありがとうございます。続きが楽しみです (2021年8月24日 13時) (レス) id: 546599bc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2021年8月24日 13時

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