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陸「いやいや壱馬は一途だから
無理だと思うよ〜。」
陸さんの言葉に私は
俯いていた顔をあげる。
女「そうなんだぁ〜。見た目によらずなところもギ
ャップ萌え〜。あっ、なんかお邪魔しちゃってごめ
んなさ〜い。じゃっ、陸くんまたねぇ。」
受付嬢の方は最後まで猫なで声で、クネクネしなが
ら去って行った。
陸「なんか…ごめんね?逆効果だったかな…?」
陸くんはポリポリと頬をかきながら申し訳なさそう
にしている。
私はブンブンと首を横に振る。
陸「この前、事務所から帰る時にたまたま壱馬と出
口で会ってさ。
その時、そこで立ち話ししてたらさっきの子に話し
かけられて…っていうだけっすよ。」
「あのっ!そんな私はっ…」
陸「分かってる分かってる!
でも、壱馬のためにも弁解させてよ。」
陸さんは眉毛を下げて、苦笑い。
陸「ただ、さっきのみたいな女豹はたくさんいるん
だから、Aさんもモタモタしてられないよ?笑」
「はい…。」
私は何を迷っている?
私は何に自信がないの?
陸「人を好きになるのに理由なんていらないし、
その気持ちに蓋をして後悔はしてほしくないな、僕は。」
陸さんは私の気持ちを察したかのように、優しく
背中を押してくれたような気がした。
「陸さん年下なのにお兄ちゃんみたいですね泣
私…ちゃんと伝えます!」
陸「まったく、年上なのにほっとけないお姉さんだこと!笑」
今まで私は何してたんだろう。
伝えなきゃ、すぐにでも君に伝えたい。
ーーー
「あ!そろそろ戻らなきゃ。
陸さん、またご飯行きましょうね!」
陸「ぜひ!」
陸「……はぁ。
お兄ちゃんか…。俺は何をやってんだか。笑」
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みそじ(プロフ) - まにおんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂いてとても嬉しいです!!まだファンになったばかりでランペのみんなの人間性とか話し方とか分からないところもあって不安でしたが楽しんで頂けて良かったです!亀更新ですがまた遊びに来てください!! (2019年5月2日 14時) (レス) id: 9f1f71656c (このIDを非表示/違反報告)
まにおん - 圧巻作品です!きゅんきゅんしながら読ませていただきました!話の内容もストーリーが読みやすい展開で壱馬くんの食い気味なところめちゃめちゃ良かったです!まこっちゃんや陣さんのキャラの使い方もすごいなって思いました! (2019年5月2日 6時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みそじ | 作成日時:2019年4月27日 17時