検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:30,528 hit

56 ページ6

陸「いやいや壱馬は一途だから

無理だと思うよ〜。」





陸さんの言葉に私は

俯いていた顔をあげる。






女「そうなんだぁ〜。見た目によらずなところもギ

ャップ萌え〜。あっ、なんかお邪魔しちゃってごめ

んなさ〜い。じゃっ、陸くんまたねぇ。」




受付嬢の方は最後まで猫なで声で、クネクネしなが

ら去って行った。






陸「なんか…ごめんね?逆効果だったかな…?」



陸くんはポリポリと頬をかきながら申し訳なさそう

にしている。




私はブンブンと首を横に振る。




陸「この前、事務所から帰る時にたまたま壱馬と出

口で会ってさ。

その時、そこで立ち話ししてたらさっきの子に話し

かけられて…っていうだけっすよ。」






「あのっ!そんな私はっ…」


陸「分かってる分かってる!

でも、壱馬のためにも弁解させてよ。」






陸さんは眉毛を下げて、苦笑い。






陸「ただ、さっきのみたいな女豹はたくさんいるん

だから、Aさんもモタモタしてられないよ?笑」




「はい…。」



私は何を迷っている?


私は何に自信がないの?





陸「人を好きになるのに理由なんていらないし、

その気持ちに蓋をして後悔はしてほしくないな、僕は。」




陸さんは私の気持ちを察したかのように、優しく

背中を押してくれたような気がした。





「陸さん年下なのにお兄ちゃんみたいですね泣

私…ちゃんと伝えます!」




陸「まったく、年上なのにほっとけないお姉さんだこと!笑」







今まで私は何してたんだろう。


伝えなきゃ、すぐにでも君に伝えたい。






ーーー



「あ!そろそろ戻らなきゃ。

陸さん、またご飯行きましょうね!」



陸「ぜひ!」





陸「……はぁ。

お兄ちゃんか…。俺は何をやってんだか。笑」

57→←55



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (138 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
166人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みそじ(プロフ) - まにおんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂いてとても嬉しいです!!まだファンになったばかりでランペのみんなの人間性とか話し方とか分からないところもあって不安でしたが楽しんで頂けて良かったです!亀更新ですがまた遊びに来てください!! (2019年5月2日 14時) (レス) id: 9f1f71656c (このIDを非表示/違反報告)
まにおん - 圧巻作品です!きゅんきゅんしながら読ませていただきました!話の内容もストーリーが読みやすい展開で壱馬くんの食い気味なところめちゃめちゃ良かったです!まこっちゃんや陣さんのキャラの使い方もすごいなって思いました! (2019年5月2日 6時) (レス) id: 92eca1384f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みそじ | 作成日時:2019年4月27日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。