検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:163,307 hit

13 ページ13

あの日からボーカル3人のおかげと言っていいのか、

メンバー全員にも私の呼び方が浸透した。





どらかというと、体育会系で生きてきた。だから仕

事上、自分より年下の人が立場が上なのにそれを呼

び捨てにしろと言われても最初は戸惑った。



だけど人間、慣れって怖いもので、




「北人さん、もう時間ないですよ!もっと巻きで

食べてください!」



北「えー、まだ食べ始めたばっかだよ。Aさんは

せっかちだなー。」



「壱馬さーん!慎さんのあれ知りません?」



壱「あれってなんすか?笑 主語がないっすよ。」



「えーっと、慎さんの帽子!今日それ衣装で被るん

です…って陸さーん!!それじゃなくてこっちの衣

装です!翔平さんもふざけたことしてないで、早く

着替えてください!」







こんな感じでもうね、オカンですよ。




陣さんも充分オカンだけど、やっぱり男16人もいる

となるとオカンも2人必要なんです。





その後、なんとかみんなのお尻を叩いて収録スタジ

オに送り出せた。




スタジオに着く直前、私の前を歩いていた壱馬さん

が振り返り、

ん。と手を出してきた。




私はびっくりしたけど、反射的に手を出した。





壱馬さんの手から私の手に何かが、ポトっと落ちた。





壱「楽屋にあったやつですけど、これ食べて息抜き。」





私の手の中に落とされた物は、銀紙で包まれたハートのチョコ。






「あっ、ありがとうございます!」



壱「ん。じゃ行ってきます。」









年下なのにコーヒーといい、チョコといいさりげな

い優しさの使い方が上手だわ。






アラサー女子にはいつもクールな彼からの優しさを

身に染みて感じる。









でも、なぜだろう。

不思議と収録中、爽やかな笑みを絶やさない彼から

今日はなぜだか目が離せなかった。

14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (112 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
257人がお気に入り
設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みそじ(プロフ) - rmpgLoveさん» ご指摘、ありがとうございます。訂正しました。 (2019年4月5日 1時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
rmpgLove(プロフ) - 慎が誠になってます (2019年4月4日 19時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - Miyuuさん» コメントありがとうございます!誤字脱字も多く、更新も遅いですがまた見に来てください! (2019年4月4日 19時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ayakaさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2019年4月4日 19時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
ayaka(プロフ) - 北人くんの漢字間違ってますよ (2019年4月4日 11時) (レス) id: a2a17246e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みそじ | 作成日時:2019年3月30日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。