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「慎さーん!はいっ、これ衣装です!とても似合いそう!

えーっと、樹さんのはこれ。うんうん、いい感じで

すね、さすがスタイリストさん!」





あれから落ち込んでいた気持ちを入れ替え、気合も

入れ直して毎日を送っている。



でもあれから、あんまり壱馬さんと話せていないなぁ。






〜壱馬〜



慎「Aさん、どうしたの?」


樹「なんかハイテンションっていうか、なんというか…。」




2人から勘違いされてるとも知らず、Aさんはテ

キパキと動いている…つもり。






北「Aさーん、こんな感じでいいの?」



北人はもうすでに衣装に着替え終わっていて、A

さんに最終確認をしている。





「そうですね…あ!ちょっと待って!」



Aさんが北人の襟の部分を少し整えに近寄った。




北人はAさんに襟を整えてもらってる間のほんの

一瞬、横から見ている俺をチラッと見て照れ笑いをした。



いや、なんなんその照れ笑い。




この前の帰りの新幹線、いつのまにか2人は隣り同士だった。



そこまでならまだいい。



2人は体を寄せ合って寝ていたんだ。




あれから北人は、何かとあるとAさん頼りで、ふ

とAさんを見るといつも北人の隣にいるような気がする。




そのおかげで、Aさんとは全然話せていない。





前だったら、北人といようがなんだろうがAさん

のところに行けたのに。





ガタッ

慎「いいんですか?北人さん、Aさんばっかりですけど。」



勘のいい慎が着替え終わって隣に座ってきた。


Aさんは未だ北人に捕まっている。




壱「ええんじゃない。北人は甘え上手やし。」





慎「その1、壱馬さんが関西弁になる時は素直じゃない時。」




壱「なっ、なんやねんそれ!」




慎「知りませんよ〜、持ってかれちゃっても。

北人さん、好きになったらすぐ言っちゃう人ですし。」





壱「なっ、何を言うてん。なんで俺がAさんのこ

と…そういう風に…。」



図星だ。

なんて慎にもまだ言えない自分がいた。






慎「それに、陸さんもやたらAさんに優しい。噂

によると、この前2人でアメイジングコーヒーにいた

らしいですよ。」




壱「っ!」

俺は飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。


そんなん知らん。

でも、その事実に胸がズキズキする。




慎「とにかく、俺はいつでも壱馬さんの味方ですか

らね。頼みますよ。」


そう言って慎は席を立った。

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設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - rmpgLoveさん» ご指摘、ありがとうございます。訂正しました。 (2019年4月5日 1時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
rmpgLove(プロフ) - 慎が誠になってます (2019年4月4日 19時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - Miyuuさん» コメントありがとうございます!誤字脱字も多く、更新も遅いですがまた見に来てください! (2019年4月4日 19時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ayakaさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2019年4月4日 19時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
ayaka(プロフ) - 北人くんの漢字間違ってますよ (2019年4月4日 11時) (レス) id: a2a17246e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年3月30日 1時

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