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ゴーーー




北人さん、私の隣に来てそんな長いこと話さないう

ちに私の肩を枕がわりにして寝やがった!



話した内容、美味しいラーメン屋さんの話しと

北人さんは寒いのがすごく苦手だってこと。




まだ東京まで小一時間くらいはある。




私の肩を枕がわりにしている北人さんの赤い髪がフ

ワフワと顔にあたり、くすぐったい。



そしてちょうどいい暖かさの車内で寝るななんて方

が不可能だ。




そして私はついに遠のく意識を手放してしまった。








ーご乗車ありがとうございます。まもなく品川駅に到着いたしますー







樹「2人とも爆睡してますけど。」



マネ「ったく…北人の奴、なーにが樹の隣だと寝ち

ゃったら大変なことになるだよ。Aさんが隣りで

も変わんないだろ。」




樹「確かに。あ、慎。俺の鞄もついでに下ろして。」




慎「うす。え?Aさんと北人さん爆睡してんすか?笑」




樹「ご覧の通り。側から見たらこの体勢で寝てるか

らカップルみたい。」





慎「確かに。写真撮って後で見せよー。あ…壱馬さん…」



壱「おい北人、もう着くで。」


ペチペチ(頬を叩く)





北「ん〜、うん…わかってる…。」


「ん……ヤバイ!寝ちゃってた!!」






睡魔に負けて寝てしまっていたようで、誰かに起こ

され目を開けるとそこには壱馬さんと慎さん、樹さ

んが覗き込むように私たちを見下ろしていた。




「北人さん!起きてください!」


変わらず私の肩に頭を乗せている北人さんを叩き起こす。




こんなところを壱馬さんに見られて恥ずかしい。


だって寝顔が1番あらわになった顔だもの。



口開けてよだれ垂らしてたに違いない。





北「んー…もう着いちゃった?」


北人さんは寝ぼけ眼で伸びをしながら周りを見渡す。




「みたいです。私も寝ちゃってて…。」




私たちが起きたことを確認したら、壱馬さんは何も

言わずその場を去って行った。





慎「あーあ、また機嫌悪くなっちゃった。」



慎さんは自分の荷物を持ってスタスタ歩いて行って

しまった壱馬さんの背中を見て言った。




「え?!なんでですか?!寝られなかったんですかね…?」




慎「Aさんが…」

北「Aさん、着いたから降りよー。

俺が荷物下ろすよ。」





タイミング悪く駅に到着。

そして北人さんに遮られて、結局なぜ壱馬さんが機

嫌が悪いのかは分からなかった。

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設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - rmpgLoveさん» ご指摘、ありがとうございます。訂正しました。 (2019年4月5日 1時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
rmpgLove(プロフ) - 慎が誠になってます (2019年4月4日 19時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - Miyuuさん» コメントありがとうございます!誤字脱字も多く、更新も遅いですがまた見に来てください! (2019年4月4日 19時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ayakaさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2019年4月4日 19時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
ayaka(プロフ) - 北人くんの漢字間違ってますよ (2019年4月4日 11時) (レス) id: a2a17246e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年3月30日 1時

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