一期一会

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ー今週は桜が満開となり、お花見日和が続きそうです。ー



毎朝見ているお天気お姉さんが、そういえば今朝言

ってたなぁ。




なんてぼんやり外の景色を見ていたら、






陣「ではでは、みなさん揃ったようなので乾杯とい

きますか！かんぱーい！！！」





ラ「「「かんぱーい！！！！」」」



「乾杯です！」






あぶないあぶない、ぼんやりしてたら陣さんに怒ら

れちゃうところだった。






仕事終わりにメンバー全員、マネージャーさんを含

め行われた定例会。

と言う名のただの食事会なんだけどね。




私は最後に個室に入ったので出入り口の1番近く、い

わゆる下座。




右隣は遅れてきた北人さん。


左隣は慎さん。




北人さんは下座じゃダメです、もっとあっちに座ら

ないとって私は言ったのに、



大丈夫っす、ここがいいから。と座ってしまった。





食事会も終盤に差し掛かって思った。



さすが若いだけあって、みんな飲むわ食べるわで、

お会計の合計額が恐ろしいことになってそう。





「北人さん、もうそろそろお開きですよ？」



チビチビ食べている北人さんのお皿にはけっこうな

量の料理が残っている。




慎「北人さん、相変わらずですね。」



北「2人ともうるさないなー。ちゃんと全部食えるよ。」





そんな北人さんを見て慎さんとクスクス笑っていたら案の定、


陣「お開きでーす！！」


北「まだ食い終わってない！」


陣「いいかげんにせぇ！！」




慎さんと私は2人のやりとりを見て大笑いした。







みんなはワラワラと先に個室を出て行き、

私はみんなの使ったお皿などを少し片していたら、

先に行ったと思った壱馬さんが部屋へ戻ってきた。





「どうしました？忘れ物ですか？」



壱「いや…手伝います。」




そう言って壱馬さんは手伝ってくれた。





この前、亜衣に話した時に心開いてくれてたらいい

なって思い浮かんだ人が壱馬さんだったことを思い

出し、勝手に気まずい…。




壱「Aさん、この後予定とかありますか？」




カチャカチャとお皿をまとめながら壱馬さんが口を開く。




「え！な…ないですが…」





壱「じゃ、ちょっと付き合ってください。」








ほらね、わかんない。



最近の子って読めない。

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