Last Love (ページ5)

今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:143,794 hit

５ページ5

凛「で、その人に

案内してもらったと？」

「そう！見ためは今時の男の子～

って感じでだったけど、良い人だった！」

無事に凛とはカフェで合流することができ、

テイクアウトして近くの川沿いを歩きながら、

ここまでたどり着けた経緯を話す。

凛「その人に感謝だね。その人がいなきゃ、

今頃、私たちまだ合流できてなかったかも。」

凛はいたずらな顔で笑う。

「たしかに！

それより話しがあるって言ってたけど、どうしたの？」

凛「そうそう、その話しなんだけど…あ！

あそこで座って話そ！」

私たちは近くにあった公園のベンチに向かう。

いつもお店で話すことが多いけど、

たまにはこういうのも良い。

凛「いや実はさ、最近ランページっていう

グループにハマっててさ。」

「うんうん…ん？！」

凛「あ、Aも知ってる？」

「あ、いや違くて…さっき案内してくれた人もその

ランページ？って人が、好きだって言ってたから

さ。偶然すぎてビックリした。」

凛「え～まじで！

その人と話しが合いそうだわ。笑」

「ごめんごめん、話しそらしゃって…で、なんだっけ？」

凛「それで、そのランペのライブに一緒に行ってほ

しいな～っていう話しなんだけど…。」

こんな偶然ある？

凛といい、さっきの彼といい、なんだかその

グループに運命感じちゃう。

「私もちょうど聞いてみたかったし、いいよ！

シフト確認しておくね。」

凛「ありがと～！周りにファンの子いないから

ほんと助かる！！」

凛は当日どんな服着て行こうとか、はしゃいでて

とても嬉しそうでこっちも嬉しくなる。

凛「ところで、最近どうなのよ？

いい感じの人とか、好きな人とか！」

げ。
この手の質問がついにきた。

「あー…いないね…。

あの職場だと出会いもないし、こんな私じゃ…」

凛「はい、でた。ネガティブ発言。」

凛にビシーっと指をさされながら、

凛「もうあの過去とは、おさらばするべき！」

「そうだよね…。」

分かってる。

分かってるつもりでも、誰かを好きになる度に

あの時のことがフラッシュバックして私の心に

ブレーキをかける。

もう傷つきたくないって。

それにこんな私には恋だの愛だの、無理だって。

この手にあるアイスカフェラテのように甘さと

苦さがある恋をもう一度してみたいなんて

思ってもいいのかな？