Last Love (ページ13)

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なんで？

どういうこと？

なんでここにいるの？

私は頭が真っ白になってプチパニック。

だけど、それは私だけじゃないようで。

陣「え、なになに3人は友達なん？！」

背の高いシルバー色の髪の人が私たちを交互に見な

がら言うので私は全力で否定した。

「違います違います！

こちらの方には困っていた所を助けて頂いて、

こちらの方はご飯屋さんでちょっとお話しする機会

がありまして…。」

北「え？！壱馬そうだったの？！」

壱「北人の方こそ、俺も知らなかったわ。」

凛「ちょっとAどういうことよ？！全然私、つい

ていけないんだけど！」

凛に腕を引っ張られコソコソと聞かれた。

私たちに加え、凛までも混乱している。

「ちょっと用事があって、今さっきライブに来たば

かりで…。

だからお二人がランページの方だったとは…、あの

時に気づかなくてごめんなさい…。」

私は頭を下げた。

北「そんなっ！謝らないでください。

改めてまして、吉野北人です。ランページのボーカ

ルやってます。」

壱「俺は川村壱馬です。同じくボーカルです。

何一つ悪いことしてないですから謝ることないですよ。」

「ありがとうございます。

あっ、私はAAです！」

写真を撮ることも忘れて、自己紹介をし合うとい

う、ファンからしたら謎の行動をしていると、他の

メンバーの方たちから、笑いが起こった。

壱「とりあえず写真撮って、少し話せる時間ってと

ってもいいっすか？」

川村さんはマネージャーさんらしき人に確認して承

認を得る。

最初は渋っていたマネージャーさんも北人さんが説

得に加わったことにより、この場で私のみなら少し

の時間はいいろだろうということになった。

凛は一応、彼らと直接的な繋がりもなく、

ファンということもあり外で待っていてもらうこと

になった。

「凛、色々ごめんね。」

凛「いーっていーって！ゆっくり話しておいで！

私は陸くんに会えただけで充分だから！」

と、小さくウィンクをしながら陸さんという人へ駆

け寄る。

カメラ「はいっ、じゃいきまーす！」

カシャ

私は吉野さんと川村さんの間に挟まれて、不思議な

気持ちで写真を撮った。

この時、まったく違う日、違う場所で出会った

彼らに特別な何かを感じざるえなかった。