恋文の書き方２

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理沙「まだシェアハウスでAさんが

働いてるってこと知らない時に、

身の回りの世話をしてくれる人がすごく良い人だっ

てよく言ってたんです。

俺らのことすごく考えてくれて、支えてくれるっ

て。」





壱馬くん、そんな風に思ってくれてたんだ…。





理沙「…私、壱馬とちゃんと話し合います。」





目線がなかなか合わなかった理沙ちゃんの目は、し

っかりと私を捉えていた。





「えっ…！ホントに？！ありがとう！！ホントにホ

ントにありがとう！！！」




私は思わず、理沙ちゃんをぎゅうぎゅうと抱きしめる。




理沙「ちょっ！Aさん苦しいです…。」









ーーーーーーー



深夜2時。



ガチャ



陣「あれ？リビング電気がついとる。」


陸「えっ、あホントだ。Aさん消し忘れたんじゃ

ない？」


健「眠い…もう部屋直行しま〜す。」

瑠「俺も…。」

拓「俺も無理っす。」

龍「Zzzz…。」

翔平「Zzzz…。」

昴「二人、歩きながら寝てる。笑」



北「栄養ドリンク飲んどかなきゃ…。」

慎「あ、俺も飲んどこ。」

樹「シャワーお先でーす。」

翔悟「あ、次俺〜。」




ガチャ(リビングのドアを開ける)



壱「え…、Aさん？」





陣「あ、ホンマや。まーたソファで寝とる。」


樹「丸まって寝てて、猫みたい。」


北「ちょっ！樹見ちゃダメ！！」


樹「いやもうシャワー行きますよ。」


慎「壱馬さんこれ…、」


壱「ん？あ、これ俺のブランケット…。」


慎「抱きしめて寝てますよ。笑」


壱「ふっ。笑」


北「たまたまでしょ！」


慎「いやどうですかね。笑」


北「ちょっ！やめてよまじで！」



陣「いやそんなデカイ声出したら起きるから！」






「ん…、あれ？…おかえり？」




ソファで寝ちゃってた私は、起き上がると陣くん

と北ちゃん、慎くんとそして壱馬くんが目の前に立

っていた。





陣「ほら〜起きちゃったやん。ごめんな、寝てたの

に。」



「ううん、私もうたた寝しちゃってたから起こして

くれて良かったよ。」




北「陣さんが騒いでごめんね？」


陣「おまっ！北人やろ！！」





深夜だというのに、お酒も入っている二人がワチャ

ワチャしながら着替えに二階に上がるのを笑って見

ていたら、ふと壱馬くんと目が合う。




壱「それ。」



指さされた先を見ると、私の腕の中にある壱馬くん

のブランケットが。

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