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「理沙ちゃんと友達だから

言わせてもらうけど。


壱馬くんのことが本当に好きなら、

自分を傷つける前に、好きな人を

傷つけないで!」




理沙「えっ…、」





「理沙ちゃんのやってることは、自分を傷つけてる

つもりでも、壱馬くんも傷つけてるんだよ?!

確かに…会える時間もないと不安にもなる。けど、

そういう時は、ちゃんと言葉でそれを伝えなきゃ。


色々な所に行けないのも、仕事柄仕方ないのもある

けど、何よりも理沙ちゃんを世間の敵にしないよう

壱馬くんは守ってたんじゃないの?!」






私はここまで一気に話したのでハァハァ、と息が切

れた。




理沙「…なにが分かるの…。」



「えっ…、」



理沙ちゃんがボソッと何かを呟いた瞬間、







壱「Aさんっ!」




公園の出入り口から、壱馬くんが息を切らして走っ

てきた。





「壱馬くん?!」


壱「ハァハァ…理沙も…。」





理沙「なんで私は後付けなの…。」


俯く理沙ちゃん。




壱「理沙…、」



理沙「Aさんに私たちのことの何が分かるの!

私はっ…私はっ…、壱馬のことがこんなに好きなの

に!!」







そう言って、理沙ちゃんは走り出してしまった。




「理沙ちゃん!」


壱「っ…。」





「…追わなきゃ…壱馬くん。理沙ちゃんの所に行っ

て!!」






横で立つ壱馬くんを見れば、とても苦しそうな表情

をしている。




「早くっ!!」




私はいてもたってもいられず、壱馬くんの背中を無

理やり押して、後を追わせた。







途中、壱馬くんが何か言いたそうな顔で振り返った

けど、私はそれに対して頷くことしかできなかった。

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設定タグ:川村壱馬 , 吉野北人 , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - Rさん» ありがとうございます!楽しみにしてくださってたなんて…めっちゃくちゃ嬉しいです( ; ; )次も準備中なので、もし良かったらまた遊びに来てください! (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 諒子さん» ありがとうございます!ダラダラと長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂いて嬉しいです^_^次も準備中なので、また読みに来てください! (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 奏さん» 長々とお付き合い頂き、ありがとうございました!次も準備中ですので、ぜひまた読みに来てください^_^ (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - しをちゃさん» ありがとうございます!そのお言葉とても励みになります( ; ; )次も準備してますので、ぜひまた遊びに来てください! (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 完結おめでとうございます!毎日更新を楽しみにしていました!とても素敵な作品で大好きです!おまけも楽しみに待ってます! (2019年6月26日 3時) (レス) id: 3a12b44223 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年6月12日 22時

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