検索窓
今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:225,726 hit

63 ページ13

次の日、眠い目をこすりながら

朝食を作っていたら、



陸「おはよ!眠れなかったの?」



「おはよー。うん、ちょっとね。」




壱馬くんに誘われて、そのことで頭いっぱいで眠れ

ませんでした、なんて言えるわけない。





陸「運ぶの手伝うよ。」



「ありがとー、陸くんは筋肉だけじゃないね。」




なんて筋肉仲間の海青くんを見れば、翔平くんと朝

のニュースでやる、じゃんけんを本気でやり騒いで

いた。





「あ、あの二人負けた。笑」



遠目から最後のサラダを盛り付けながら、悔しがる

二人を見て私は吹き出す。





陸「Aさんだから手伝うんだよ?」



陸くんは私が盛り付け終わったサラダのお皿を持ち

ながら、ボソッと言った。




私だから?

ん?


いまいち言っていることが、すぐに理解できなかっ

たのでとりあえず、




「ありがとー。」



陸「…絶対意味わかってない。笑」



「そっ、そんなことございませんよ?!」




陸「いやめっちゃ動揺してんじゃん!笑」



「さっ、食べよ食べよ!笑」



と、ほぼ無理やりお皿を持つ陸くんの背中を押して

話を終わらせた。





だって陸くんは優しいから、私だからとかじゃなく

て、きっと困っている人を見つけるのが得意なんだ。




だから気を使わせないために、きっとさっきみたい

なことを言ったに違いない。





みんな優しいなぁ。






私は席につきながらホワイトボードと、今この場に

いるメンバーを見渡して、早番なのにまだ起きて来

ていない寝坊助がいないか確認する。







「北ちゃんだ…。」




壱馬くんの名前も無意識に確認すると、彼は今日は

遅番組だったので、少しホッとする。





だって昨日の今日で、どんな顔をすればいいか分か

らないからだ。






とりあえず、北ちゃんの起こし方はここに来て最初

の方でよく学んだので、ちょうど席につこうとした

樹くんに頼んだ。




樹「えー。北人さん起きるまでほんと長いんだも
ん。」





なんていいながらも、なんだかんだ受け入れてくれ

る樹くんには感謝だ。

64→←62



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (136 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
572人がお気に入り
設定タグ:川村壱馬 , 吉野北人 , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みそじ(プロフ) - Rさん» ありがとうございます!楽しみにしてくださってたなんて…めっちゃくちゃ嬉しいです( ; ; )次も準備中なので、もし良かったらまた遊びに来てください! (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 諒子さん» ありがとうございます!ダラダラと長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂いて嬉しいです^_^次も準備中なので、また読みに来てください! (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 奏さん» 長々とお付き合い頂き、ありがとうございました!次も準備中ですので、ぜひまた読みに来てください^_^ (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - しをちゃさん» ありがとうございます!そのお言葉とても励みになります( ; ; )次も準備してますので、ぜひまた遊びに来てください! (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 完結おめでとうございます!毎日更新を楽しみにしていました!とても素敵な作品で大好きです!おまけも楽しみに待ってます! (2019年6月26日 3時) (レス) id: 3a12b44223 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みそじ | 作成日時:2019年6月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。