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ー嘉将ー
Aさんに会える、ただそれだけで
嬉しいはずなのにそれよりも勝る「話したいことがあ
る」というワードに、事前に知らさせれていたとはい
え、嫌な予感しかしなかった。
そして的中する、その嫌な予感。
申し訳なさそうに、苦しそうに本題を話すAさん
を見て、もう自分だけではどうにもできない、そう悟
った。
二度目のチャンスで自分と一緒にいても、Aさん
が心ここに在らずなのも気付いていたし、何より二人
が切っても切れない関係があることはこの手で変える
ことはできなかった。
だからそういう縁の強さみたいなものは、本当にある
んだと痛感する。
Aさんのいる場所から離れた足は、自分の家のあ
る最寄駅に着くなりゆっくりと止まり、小さくため息
をついた。
嘉「はぁ…。」
いつもと変わらない風景のはずなのに、状況が変わっ
たというだけでこんなにも冷たく見えてしまうものか
と思う。
ダメだ…、考えない考えない。
そう自分に言い聞かせて重い足を動かそうとした時、
背後から誰かの手が自分の肩を引き寄せた。
竜「よっ!奇遇だね〜。」
その犯人は竜太くんで、サングラスから上目遣いでニ
カッと笑った。
嘉「ビックリした…。」
違う意味で高鳴る胸を押さえながら苦笑いすると、顔
を覗き込まれる。
竜「なんか元気なくね?どした?ん?この頼れる最年
長に言ってみ?」
竜太くんから身体をツンツンされてるのを避けて歩き
ながら、嘘をつく。
嘉「なっ、何もないよ!ほんと何にもない!」
竜「嘘つけ〜!吐いたら楽になるぞっ!」
そんなんで楽になれるなら、とっくにやってるし…。
少ししつこい竜太くんにイラッときてしまい、強めの
口調が出てしまう。
嘉「大丈夫だから!!」
すると竜太くんはサングラスを外して、
竜「ごめん…、やりすぎた…。」
立ち止まった自分たちの間に変な空気が流れるが、す
ぐに竜太くんがそれを変える。
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» お返事遅れてしまいごめんなさい( ; ; )こちらこそ最後までお付き合い頂きありがとうございました! (2021年3月22日 22時) (レス) id: 4773dc142a (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - わぁー(;_;)壱馬くんsideとカリンsideありがとうございました!良かったです。改めて完結おめでとうございます☆ (2021年2月28日 22時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ma9さん» お褒めのお言葉ありがとうございます!更新できるよう頑張ります! (2021年2月12日 10時) (レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - まりさん» コメント&お褒めのお言葉ありがとうございます! (2021年2月12日 10時) (レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ma9 - おまけストーリー面白かったです。サイドストーリー楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2021年2月8日 22時) (レス) id: aa709fe039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みそじ | 作成日時:2020年10月19日 12時