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「加納くんは違うの！
加納くんは…、関係ない…。」
父「そうなの？じゃぁ、他の友達？」
「あー…うん、いや…まぁ…友達…というか…、」
ポリポリとこめかみを掻きながら、思わず口籠ってし
まう。
父「…まぁ相手が誰にしろ、次からはちゃんと連絡を
入れてね？」
「はい…、気をつけます…。」
パパとの会話を終えて自室に戻り、ベットにボフンッ
と飛び込む。
顔だけローテーブルの方に向けると、未だキーチェー
ンから外せていなかったお揃いのココペリが目に入っ
た。
さっきまで壱馬くんの家にいたなんて、なんだか信じ
られないというか、実感が湧かないというか…。
しかも一晩、一緒に過ごしてしまうなんて昨日までの
私には予想もしなかっただろう。
今回はたまたま慎くんの手が足りなかっただけで、壱
馬くんと会うことになったけれど、この先は二度と無
いだろう…。
それでいいんだ、そうじゃなきゃいけないんだ。
そう思わなきゃいけないのに、
「なんで涙が、出るんだろ…。」
重力によって涙が一回、二回と顔のパーツを伝って流
れていく。
もう会えない、そう思っただけで胸が苦しくて涙が止
まらない。
その時、鞄の中から自分の携帯がメールを知らせるた
めの震える音が聞こえたので、重たい体をゆっくりと
起こして画面を見ると、
加納嘉将こんにちは!昨日はありがとうござ
いました!次はいつ会えそうですか?
加納くんからのメールだった。
そうだ…私、昨日自分勝手な行動したのに、加納くん
に何にも言わないでいたんだ…。
今更、失礼な態度をとってしまったことに気付いたの
と同時に自分の中の、ある気持ちに気付かされてしま
う。
ハッとした私は、携帯の画面から顔を上げてもう一度
ローテーブルの上で横たわるココペリをしばらく見た
後、再度手元の携帯に視線を落とし、加納くんに返信
を打った。
Aご連絡遅れてしまい、ごめんなさい。私も話したいことがあります、いつ会えますか?
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» お返事遅れてしまいごめんなさい（ ; ; ）こちらこそ最後までお付き合い頂きありがとうございました！ (2021年3月22日 22時) (
レス) id: 4773dc142a (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - わぁー(;_;)壱馬くんsideとカリンsideありがとうございました！良かったです。改めて完結おめでとうございます☆ (2021年2月28日 22時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ma9さん» お褒めのお言葉ありがとうございます！更新できるよう頑張ります！ (2021年2月12日 10時) (レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - まりさん» コメント&お褒めのお言葉ありがとうございます！ (2021年2月12日 10時) (レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ma9 - おまけストーリー面白かったです。サイドストーリー楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2021年2月8日 22時) (レス) id: aa709fe039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2020年10月19日 12時
