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たぶん史上最短記録
なんかじゃないかってくらい、
バタバタと準備を終えた私は飛び出るようにホテルの
部屋を出て会場へ向かった。
だけど、やっぱり都会は違うわけで…。
網目のように張り巡らせられた路線図を見上げて頭を
しばらく傾げたり、はやる気持ちからか間違えてだい
ぶ手前の駅で降りてしまったりと、会場の最寄駅に着
く頃にはグッタリ気味だった。
「やっと着いた…。」
改札を出た私は、軽く辺りを見回しながら呟く。
やっぱり、素直にユズに頼れば良かったのかな…。
あれからユズからの連絡は無い。
そりゃそうだよね…、あんな喧嘩別れみたいになっち
ゃったし…。
ライブが終わったら、連絡してみよう。
ぐぅ〜。
その時、自分のお腹が空腹を知らせる。
「お腹すいたなぁ…。」
腕時計を見れば、まだ開場まで小一時間はある。
こっちに何かしらあるだろうと思い、起きてから何も
食べてなかった私はお腹をさすりながら、どこか入れ
る所はないかと歩き始めた。
「えっと…、コーヒーとこのサンドイッチをお願いし
ます。」
店員「コーヒーと、サンドイッチですね。かしこまり
ました。」
とりあえず目に止まったチェーン店のカフェに入り一
息つけた途端、隣の席に座りお互いの携帯を覗き込む
今時の女の子たちの会話が耳に入る。
女の子１「この壱馬くんヤバくない？めっちゃカッコ
イイ。」
女の子２「どれ？あー確かに、これはヤバイね。しか
もこの雑誌完売したんでしょ？」
女の子１「そーそー！最近すごい色んなのに出るよう
になったよね〜。もうすぐ新しい映画も公開するし
ね！」
情報量が多すぎて、きっと自分の耳はむくむくと大き
くなっているに違いない。
この子たちも今日のライブに行くのかな…？
若くて可愛くて、オシャレな子たち。
そんな私は、まだ何も料理が来てないテーブルを見つ
めて思う。
すごいなぁ…。
アーティストの他に俳優業もやって、順調満帆なん
だ…。
彼があの頃より確実に有名かつ人気者になっているこ
とを間接的に知り、これからそんな彼を目の当たりす
ると思うと、胸の高鳴りが始まる。
女の子２「でもこの北ちゃんも、ヤバくない？」
女の子１「あ〜、この前のそれね！最近北ちゃん人気
も凄いもんね。」
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みそじ(プロフ) - 吉 野 み ゆさん» コメントありがとうございます！キューピットからの想いをはせる切ない系でしたね(^^)今、新しいストーリー準備中なので気長にお待ち頂けると幸いです（ ; ; ） (2020年4月8日 12時) (
レス) id: c7b35b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
吉 野 み ゆ - とても面白かったです！北ちゃんが想いを抱えているとは、、北ちゃんキューピットですね笑新しいstoryが恋愛が見たいですれ (2020年4月7日 12時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ましゅさん» いつもコメントありがとうございます！同じようなストーリーばかりなのに、大好きだなんて恐縮です（ ; ; ）また更新することがありましたら、暇つぶしにでも覗きに来て下さい（ ; ; ） (2020年4月1日 8時) (レス) id: c7b35b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - 完結お疲れ様でした！2人今度こそ想いが通じ合って一緒になれて良かったです(;_;)北人くんキューピットだったけどまさかそんな想いを抱えていたとは…みそじさんのお話本当に大好きです。終わり方もみそじさんらしくて好きです(*^^) (2020年3月31日 15時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ハナさん» コメント＆更新遅いにも関わらず最後までお付き合い頂きありがとうございます（ ; ; ）最後は小さな衝撃を残したかったのでハナさんのようなリアクションをとって頂き大変嬉しく思います！笑 また新作など更新することがありましたら覗きに来て下さい^_^ (2020年3月31日 8時) (レス) id: c7b35b47f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2020年2月4日 22時
