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「じゃぁ何、EXILEがたくさん
来て、この何にも無い街で撮影
するってこと？！」
ユズ「誰が撮影するとかは明かされてないけど、お兄
ちゃん曰く、あの事務所の人たちが撮影することは間
違いないらしいよ！」
って、お兄ちゃんの友達が言ってたんだって！と、興
奮気味に話すユズ。
「へぇ〜…って言ったって、噂でしょ？それが本当だ
っとしても、何も無いこの街だもん。私たちが気づか
ないうちに少し撮影して、はいそれで終了！だっ
て。」
ユズ「そんな夢のないこと言わないでよ〜！泣」
ユズが冗談で私に泣きつく真似をしたところで、一日
の始まりのチャイムが鳴り、この話しもこれにて終
了。
きっとそう。
私たちがこうやって、何も無いこの街で退屈な日々を
送っている間に撮り終えて、キラキラした都会へそそ
くさと帰って行くんだ。
こんな場所に、長居なんてするわけがない。
先生「はい、じゃぁ席ついて〜。」
さぁ、今日も退屈な日常がスタートだ。
その後、いつも通りの授業を受けて、友達とくだらな
いことで笑いながらお昼を食べて、眠気と闘いながら
また授業を受けて、朝来た道をユズと帰る。
ユズ「んじゃっ、また明日〜！」
「うん、じゃね。」
今日のご飯なんだろ？
帰ったらあの海外ドラマの続き見なきゃ。
あ…、ダメだ。明日英語の小テストあるんだった…最
悪。
脳内は家に帰ってからの予定でいっぱいになりながら
坂道を登っていた時、あのヤンキーが昨日と同じ場
所で座っているのに気づく。
そうか…ここから彼があそこにいるのは見えてたん
だ…。
私が気づかなかっただけなんだ…。
だけど、ヤンキーに関わらないに越したことない！
今回も気づかなかったフリして、素通り素通り！
私は鞄の取手をギュッと握り、少し歩調を早めてその
場を通り過ぎようとした時、
壱「昨日の今日で無視かよ？」
「ひっ？！」
恐る恐る振り返るとあのヤンキーが立ち上がり、ふっ
と笑う。
壱「お疲れ。」
「おおお疲れ様です…。」
やっぱり慣れない、怖い！泣
壱「んなビビんなって。笑
取って食ったりしねぇから。」
「食うぅ？！」
二、三歩後退りしたら、いや冗談だって、とまた笑わ
れた。
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みそじ(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！だらだらと長くなっていますが最後までお付き合い頂けると嬉しいです（ ; ; ）その後のストーリーも検討しておきますね！ (2020年2月5日 11時) (
レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - すごく素敵なストーリーですね！更新を楽しみにしています！付き合うまでの過程も面白いですが、その後のストーリーとかもあって欲しいなって思います(^^) (2020年2月4日 23時) (レス) id: 2e81ed1e8d (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！切ない気持ちになって頂けるのが狙いだったので良かったです！笑 更新遅いですが今後の展開はお楽しみでお願いします（ ; ; ） (2020年1月15日 19時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - ふじおくんとつかさくんの優しさ…主人公ちゃん自分の気持ちに気付いたのに切ないです(;_;)(;_;)もう会えないのかな？(;_;) (2020年1月14日 15時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - KKさん» コメントありがとうございます！更新遅くてごめんなさい（ ; ; ）そのお言葉、励みになります！ (2020年1月7日 12時) (レス) id: caa215b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年12月28日 15時
